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かわいい娘の話をします

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娘のかわいい日常をお届けします。日めくりカレンダーの絵柄のように、くるくる変わる子どもの世界を、少しでも書き留めておけたら。
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2020年1月の記事一覧

もう泣かないんだろうか

節目でもない、ふつうの日常のなかに、子どもの成長をみつけたりする。今日はそんな記録。 * 娘が通う小学校は、親の送り迎えが一般的だ。我が家からは車で移動する距離のため、朝と夕方、小学校へとむかう。 在宅仕事をお迎え時間ギリギリの14時53分までしがみついて、車のキーをつかんでエンジンをかける。自宅から学校までは、5分ちょっと。ただ向かうだけなら、余裕で間に合う時間だ。 けれども、車で学校に乗り付ける親は、私一人ではない(普通のこと)。学校周りの駐車場はすべて埋まってる

想像力と子育ての枠のそと

夕方、ご飯の片付けも終わり、のんびりとする時間。もくもくと静かに隣のリビングで何やら手を動かしていた娘が、「みてみて〜」と寄ってきた。 腕に、キラキラ光る可愛らしいブレスレットがついている。もちろん本物ではない。本体は折り紙、装飾はマスキングテープ。 それでも、6歳の娘の手にあるピンクのブレスレットは、本物の宝石よりうつくしいんじゃないか。一瞬だけ、馬鹿みたいなことを思ってしまった。 * 親が黙っているほうが、子どもの想像力は育つ。そんな風に感じるときがある。 例え

お腹のうえの18キロ

「ねえ、お腹のうえにのっていい?」 寝るまえ、娘にそう聞かれるようになって、どれくらいの月日が経ったでしょう。あれは、娘が水ぼうそうにかかった直後だから、たぶんもう1か月にもなる。 身長111センチ、体重18キロちょっと。小柄で細身。しかしながら、立派に手足がにゅんと伸びた6歳児は、0歳の赤子とも、2~3歳の幼児とも明らかに違う。 仰向けに寝転がった私のお腹の上に彼女がのると、「うふふ」というほほえましい寝かしつけの雰囲気ではなく、思わずその重さに「うえっ」とみぞおちの