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ハザカイキ、震えた

関ジャ二∞がSUPER EIGHTへパワーアップを遂げる前夜に書いて以来、久々のnoteでございます。

毎度毎度 更新するペースが遅すぎて(間隔が開きすぎて)、一向にnoteの仕様になれないけれど、自分があとから読み返して「こういう気持ちになったんだな」と思い出せる為に ゆるゆると書き留めたいと思います。



この記事は〖ハザカイキ〗を観劇した私が、ただただ感じたこと・思ったことを書き記すためのものです。
X(旧Twitter)でお手軽にリプツリーにぶわーっと感想を書き綴りたいところですが、これから初めて観劇される方には ネタバレなどを踏まずに観ていただきたいなと思うので、noteにしたためることにしました。


なので、以下 ネタバレを含みます。
本筋に関連することが出てくるかどうかは、書きながら考えを整理していくので私にも分かりません。なんなら思いつきで書いていくので、ストーリー展開の流れをも前後すると思われます。
私自身は4月28日(日)の公演が最初で最後のハザカイキだったので、考察などは詳しく掘り下げて書かれている書き手様のnoteを ぜひご参照ください。私もこれを書き終えたら考察探しの旅に出ます!

ではでは、ネタバレを回避避したい方は この先は読まれませんようにお願いします。








菅原裕一(丸山隆平)のビジュアルが強すぎる

いや、本当に とりあえずこれだけは真っ先に書きたかった。
あの短髪に無精髭に咥え煙草、、、菅原裕一から漂うムンムンの色香にクラクラした。これが大人の男が醸し出す色気というものなのかと目眩がした。

獲物を狙い、狙い通りの画をカメラで押さえられたときの下品に笑う表情。たまらない。
普段の太陽のように朗らかで人懐っこい笑顔を称える丸山隆平は、あの舞台の上ではどこにも居なかった。

これが演技、これが役に入るということかと。



親友との衝撃のキスシーン

物語の終盤に突如として現れる、学生時代からの親友である今井伸二(勝地涼)とのキスシーン。

以前丸山隆平主演の『マクベス』を観劇した際に 2列目ど真ん中の席だったので、文字通り目の前でマクベスと夫人の熱くて濃厚なキスシーンを観て、雷に撃たれるほどの衝撃を受けた私。

日常生活で他人のキスシーンを間近で観ることなどないので、生まれて初めて生で見る他人のキス。それが大好きな自担のキスシーンだなんて、思いもしなかった。

結論。自担のキスシーン、万歳。
自担はこんな表情で、こんな仕草で、相手を抱き寄せてキスするのか、、、とある種 NTRモノの主人公になったかのような感覚で興奮を覚えた。

それをまた数年後に この目で拝めるだなんて、まったく思っていなかった。
しかもそれが同棲している彼女である鈴木里美(さとうほなみ)とではなく、まさかの男友達だとは 青天の霹靂。寝耳に水。棚から牡丹餅。棚ぼたとはまさにこのこと。

それもストーリーの中で窮地に立たされ、メンタルがボロボロになるまで追い詰められて今にも狂ってしまいそうになっている精神状態で、“自分のことを長年思い続けていた親友”から突然唇を奪われるだなんて、良い。なんとも良すぎる。
座席が下手側前方だった為、角度的にキスの衝撃を受けている菅原裕一の顔がよく見え、戸惑いや困惑の色が浮かぶその痛々しい表情に 心がザワつくのを感じた。

きっとこのキスを経たことで 今井伸二は長年自分の中で鬱々と抱えていた想いを昇華させ、二人が本当の意味での“親友”になれるのではないかと、希望的観測を抱かずにはいられない。


さとうほなみは恋敵と対峙するシーンで輝く

大倉忠義主演の『窮鼠はチーズの夢を見る』にて、主人公の大伴恭一(大倉忠義)の元恋人である夏生(さとうほなみ)が 今ヶ瀬渉(成田凌)と対峙するシーン。
自分の大切なものを奪われたくない。それも同性である男になんて奪われたくない、という気持ちが表情にも気迫にも溢れ出ていて 映画を観返す度に彼女の痛々しいまでの強い感情に苦しくなる。

上手く言葉で言い表せないのがもどかしいほど、彼女の捨て身の必死さが愛おしい。

奇しくも今作『ハザカイキ』でも 恋人の男友達が恋敵になるなんて、もはや“男と彼氏を取り合う”役を演じさせたら 彼女の右に出るものは居ないのでは無いかと思うほど。

『窮鼠は〜』で好きなシーンのひとつであった さとうほなみの鬼気迫る演技を、まさか今回拝めるなんて幸せ者すぎた。ありがとう、三浦大輔様。


雨の中でのプロポーズ、絶対忘れないよね

ストーリーのラスト、大雨の中で 菅原裕一と恋人の里美が世の中に対する感情をぶちまけるシーン。
二人が楽しそうにこの腐った世の中へのヘイトを絶叫しながらも、その声は激しい雨音に掻き消されるという演出が なんとも観ていて爽快だった。(風邪引かないかと滑らないかだけ心配だったけど…)

そのあとに続く 菅原裕一のプロポーズ。
先述した通りに下手側前方の席だった為 立ち位置的にこちらの方を向いてくれていたので、とっても美味しいシーンでした。ありがとう、三浦大輔様。

というのは冗談として、二人してずぶ濡れになりながらの想いの全てを曝け出すようなプロポーズなんてされたら 一生忘れられないよね。
一生寄り添って生きていってよね、おふたりさん。


一瞬たりとも眠くならなかった奇跡

なんて失礼な小見出し、、、

数はそう多くは無いものの 今まで自担の舞台は勿論のこと、いろんな劇団様の様々な舞台やミュージカルを観てきた私ですが かなりの確率で一瞬睡魔に負けておりました。
作品に関わる方たちやチケットを取れなかったファンの方への申し訳ない気持ちと、でも眠さには勝てない、、、という狭間で ほんのわずかでも意識を手放してしまう罪悪感。

でも、今作『ハザカイキ』ではストーリーの面白さも去ることながら セット展開が素晴らしすぎて、どんどん作品の世界観に引き込まれて のめり込み、約3時間という長編作品にも関わらず一瞬たりとも睡魔に襲われませんでした!

腰痛持ちなうえに 割とトイレが近いので、3時間ももぞもぞせずに集中して観られるかなと始まる直前まで心配でしたが、4回目のカーテンコールが終わるその時まで ずっと作品の世界の中に私は佇んでおりました。
すごい、、、こんなの初めて。



とりあえずここまで感情の赴くままに一気に書いたわけで。
また これからぼちぼちと思い出しながら、噛み締めながらゆっくりと加筆していこうと思います。

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