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それは予行練習なのだ

幸福な家庭はどれも似たものだが、
不幸な家庭はいずれもそれぞれに不幸なものである

トルストイ『アンナ・カレーニナ』

何かあるたび、これって家庭に限らず
いろんなことに当てはまるな、って思う

うまくことが運ぶと印象に残らないけど
四苦八苦したり嫌な思いをしたり
嫌いな人ほど覚えてたり


2月下旬、しばらく帰省してました

ここから気持ちが落ちてなかなか上がらない

90歳になる父は体調に問題があり
これ以上、車の運転は危険な状態にある

なのに頑なに運転を止めようとしない

車の鍵を預かる渡さないで
家族で大騒ぎになっちゃった

大騒ぎの直後、このnoteがおススメに出てきました

潔く若い人の意見を素直に聞く

我が父にはカケラもないこと

この方の爪の垢を煎じるどころか
煮詰めて煮詰めて濃く濃く煮だして
父に飲ませたいよー!となる



ぬぬぬと落ち込み続けてたら
介護のお仕事をされてる方が
介護のイロハみたいなのを記事にしてくれました

それに対して質問したところ
とても丁寧なこころのこもったお返事をいただきました

今日、今このときに
父は運転中に気を失って
人さまを轢いてしまうかもしれない

そんな不安が常にある

今日、今このときに
母はフラフラと外に出て
車に轢かれるかもしれない

そんな不安が常にある

おだんごさんはそれを踏まえたうえで
不安なのはあなたであり
当人の気持ちではないですよ
と、教えてくれました


よよさんのnoteを読み
わたしの心配は押しつけなんじゃないかと
思っていたところへのおだんごさんのお話

一番優先するべきなのは誰の気持ちなの?


昨日、お稽古のあと
何気にお弟子さんとそんな話になりました

そのお弟子さんは
ご自身のご両親、
ご主人のご両親を看取られてます

「介護って泣いたり騒いだりたくさんしましたよ
 けど、それをしながら自分がその立場になったとき
 どうふるまうかを学ぶ予習のようなものだと思うんです」
っておっしゃっいました


【介護する方の気持ちを学んでおく】


すとーーっんって気持ちに落ちました

我が両親はわたしに祖母の介護を
丸投げして経験していないので
介護する方の気持ちがわからないんだな

って分かっても現状は何一つ変わらない

けど、やっぱり心の持ちようで
なんとかやっていける

そんな心持ちになる

幸せな家庭はどこも似たようなものだけど
不幸な家庭はそれぞれである

介護が不幸と言い切れないけど
やっぱり千差万別、それぞれ違う、違い過ぎる

それでもたくさんの方のお話を聞き
たくさんの考え方を知ると
不思議と荒れ狂ってた心が凪になるように感じる

むむむぬぬぬとなっていたタイミングで
とても救われるお話が続けて出てきて
感謝しかないのであります

よよさん、おだんごさん
そしてお弟子さん
ホントにほんと
ありがとなのなのでありまする

幸せだなワタス🐰





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