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サラリーマンが農家になった順序と起業3農業転職の探し方

大学卒業後→専門商社に就職し営業職を3年勤め、5年後は上司のようになるレールが見えてきて退職→次のステップは花・野菜苗生産卸しの会社に就職し、ハウス管理者として2年半勤め退職→地域おこし協力隊としてUターン、3年の任期を終え→エディブルフラワー専門農園87farmとして独立。

どうやって探して就職したか

私の場合は結果的に花・野菜苗の生産卸しの会社に就職しました。特に何か栽培したいものがあったわけではないので前回のnoteで記載した条件の中から選定していきました。
↓前回のnote

合同説明会や就農イベントなども開催されていますが、私はそのようなイベントには参加しませんでした。今思うと参加していればもっと幅広い選択や知識が得られたのかなと思います。
私の場合は直接気になる農業系の法人さんにメールや電話をして、
①採用活動をされているか
②見学や体験ができるか
この2点をお伺いして2件の法人さんにお伺いしました。
所感としては、体力が必要とされる農業では若い男性というだけで農業に重宝される傾向にありますので、それだけでも既にアピールポイントになります。実際に就職後も当時25歳の自分はかなりの若手でした。

見学、体験をした2件の農業法人はどんなところか

①野菜類を栽培している小規模農業法人(社員3名程)
社員3名程、パートアルバイトも3~5名程の野菜全般を作っている農業法人。こちらは地元に近く、実家からも通えるかなと思い1日体験に参加させていただきました。1日体験をしましたが、こちらでは就職は難しいなと判断しました。その理由としては、代表者が従業員に対して高圧的でノウハウを指導するという訳ではなく、見て学べ、わからないことは聞いてこいなスタイルでした。代表者が年配な方でしたのでそのような考え方の農業者も多くおられる業界ですが自分には合わないなと判断しました。
このようなことも往々にしてありますので、一日体験や現場での事前面談は必ず受けた方が良いと私は思います。

②就職した花・野菜苗の生産卸しの会社(社員25名程)
こちらは就職情報は出ていなかったのですが、メールで連絡してみて折り返しご連絡いただけたので電話でやり取り後一度、見学に伺わせていただきました。農業を専門にしている会社の中では規模も大きい方で、随時社員やパートを募集していることも多いです。
①の後にお伺いさせていただいたので総務の方がおられたりして、農場をいろいろと案内してくださり、給料、休日の事も現状を話してくださいました。農業を就職するときに、給料、休日は必ず事前に把握しておかないと入社してから思っていたのと違うことがおこりやすいです。実際に休日でも私はハウス管理者でしたので朝一のみ水やりにいかなければいけなかったです。そのような事も事前に確認しておけばアパートを近くにしておけば少し解消できたりもします。農業法人ではまだまだ一般的な会社のような当たり前ができていないことも多い業界です。事前のすり合わせが大切です。

一般会社と農業法人の当たり前は異なる

一般会社のように完全週休二日制、9時ー17時で帰宅したいなどは叶わないことの方が多いです。(概ね叶わないですし。農業以外に就職した方が良いと思います。)
給料に関しては多くはないものの、生活できる程度はいただけるかなと思います。私が勤めていた会社はボーナスも少しありましたし恵まれていた方だと思います。

サラリーマン時代よりも楽しかった農業生活の始まり

実際にサラリーマン時代よりも有意義な毎日でした。スーツを着て、電話が一日なりっぱなし、数字に追われる毎日よりも、汗をかいて皆で農作物を作っていくことの方が毎日のやりがいを感じるように・・・

つづく


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