見出し画像

《育児日記》産後初めて飲みに来た

1月中旬のある夜に書いたものです。トップ画のように素敵な飲み方はしていませんが、いい店です。

19時を過ぎた。わたしは今サイゼリヤにいる。
サイゼリアかサイゼリヤか不安になってメニューを見直したが、サイゼリヤだった。もう忘れないよ、サイゼリヤね。

19時17分か。
家では夫と息子が夕飯を食べ終わる頃だろうか。息子が遊び始めて、手を焼いているかもしれない。いや、早々食べ終わって風呂に入っているだろうか。

息子が生まれてまもなく2年。
今日は初めて、夜に外出している。しかも1人だ。夕飯や風呂が息子と別々なのも初めて。0歳児のころにシッターさんにお願いしたとき以来だと思う。夜の寝かしつけをしないのもほとんど初めてだ。

今日はわたしの「猫デー」だった。

普段なら夕飯時には帰宅している。
朝の支度と、夕飯以降はやはり大人1人では大変なこともあるので、猫デーとはいえ一緒にいるようにしている。
私自身はワンオペに慣れているので、夫が猫デーの時は、朝起こさないようにしているが、起きて息子の相手をしてくれることもある。
夫の猫デーは基本的にラーメン屋や喫茶店に行ったりドライブしたり、でも夕方には帰宅して、また息子と遊んでくれる。(お酒も飲まないし、あまり人とも会わない人なので、単にやることがなくなって帰宅するのかもしれない。先日は息子の風呂の時間まで寝室に篭っていた。休まるならそれでいい。)

そうして「夕飯時には家にいる」というルールがなんとなくあったのだが、今日は許可を得て、産後初めて夜に飲みに来た。
昼間に飲みに行ったことはあったけど、やっぱり夕飯の時間を気にせず飲めるのは気持ちが違う。

夫は二つ返事で「いいよー」と言ってくれたが多分内心ちょっとはどきどきしているのではないかと思う。
夜の外出に踏み切ったのには、ひとつ理由がある。
春先に、わたしは友人の結婚式で一泊旅行に行く予定があるのだ。
沖縄の那覇市外で執り行われるので、ちょっと遠いんだけどすごく大好きなお友達の結婚式で、絶対に絶対に行きたかった。
日帰りでもどうにかすれば行けなくはない、いや、なんなら家族で行っちゃうのも有りではと思い相談したところ、
「せっかくなら一泊してきたら?」
と言ってくれた。それもサッパリと。

「いい旦那さん!」と思った方も多いだろう。わたしは正直この時、ちょっと呆気に取られた。
捻くれていた私は「夜のワンオペできるの???」という気持ちと、なんとなくナメられたような気持ちにもなった。

でも夫は、単純に「せっかく遠くに行くんだから、お友達と楽しんできたら?」という気持ちで言ったのだった。それでありがたく、1人で一泊してくることにした。
久しぶりの一人旅、初めて息子から長い時間離れる。久しぶりにゆっくり眠れるなあとか、解放感もあるけれど、すでに息子ロスでもある。

そんな春先の「母ひとり旅」に向け、「パパ夜のワンオペ」練習と思って、今日は飲みに出るこもにした。
これまでも、夫は酒好きの私をおもって「夜飲みに行ってもいいよ」と言ってはくれていたのだが、なんせ息子は夫が相手だと全然寝ないのでなかなか踏み切れなかった。今回きっかけができて本当によかった。

さて、サイゼリヤ。

前回の昼飲み

前回、夕方くらいから飲み始め、上の写真で900円ほどであったのでレジでしばらく絶句した。何かの間違いではないかと思ったが、店員さんが沈黙に動じなかったので素直にお支払いし、「お給料は十分にもらっていますか?」と聞くのをググッと堪え、退店後に念のためレシートを見直した。ワインのグラス91円はどうかしている。

何がいいってご飯もワインも美味しくて安いだけではない。
ファミレスなので長居しやすい。私はいろいろ飲み食いしているが、雰囲気的にだらっとしていてもゆるされるものかある。
1人で入りやすく、1人で飲みやすい。
店舗にもよるかもしれないが、用紙で注文できる。これは声が通らなくてメニュー名を伝えるのが億劫な私にはありがたい。
水もセルフサービス。「お水ください」って言わなくていい。
当たり前だが、ほっといてくれる。バーテンダーさんとかマスターが絡んでくれる店とかも好きだけど、1人でnoteとか LINEしながら飲むならサイゼだ。


ラム肉めっちゃ美味しい。2回注文した。

このスパイス売ってください


昨夏に息子の授乳を終えて、お酒を解禁した。お酒ってたのしいなあ。でもかなり弱くなったなあ。

でも、入店した19時時点でもう息子ロス、猫ロス、夫ロスだった。さみしいので、やることをやったら速攻帰る。息子と夫に土産を買って帰る。
息子にはパン屋のメロンパンだ。ぱんどろぼうの絵本でメロンパンが出てきたから。夫にはチョココロネにしよう。
猫たちにはウザ絡みしてブラッシングして遊ぼうかなと思う。

春のひとり旅、わたしの家ロスのほうがちょっと心配になっている。

ミニサイズのデカンタはともかく、カプレーゼも牛丼屋の速さで提供されたのでひっくり返りそうになった。もっとダラけていいよ、サイゼリヤ。


ここまで書いて、諸用を済ませて、席を立ったのだが、思いのほか酔っ払っていて我ながら驚いた。
ふわふわしながらパン屋に寄り、電車に乗って帰宅。
21時半だったろうか。いつもなら息子は寝ついているが、案の定ぎらぎらに起きてハイテンションで遊んでいた。結局23時くらいまで寝付かなかったようだった。…がんばれ夫。

それからもたまにお酒を飲んでみて分かったことだが、どうやらワインには弱くなってしまったらしい。大好きなのでちょっとかなしい。日本酒はいくら飲んでも酔わないようで、こわい。

お酒特にワインは、嗜む程度にしようと決める。
こう見えて(?)お酒の失敗は数知れずで、散々ひと(主に夫)に迷惑をかけてきたので、以前の私を知る人が聞いたら信じられないだろうが。ここで一歩大人になろうと思う。
「嗜む」って言うと曖昧だから「味を確かめる程度」と決めておく。でもひとくち目と二口目で味違うしさ、冷やしてたのがぬるくなった時また味違うから、何口目まで確かめるかはちょっと決めていない。

この記事が参加している募集

子どもの成長記録

育児日記

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?