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本能が求めるもの 記憶が求めるもの

皆さんは疲れたときに酸っぱいものが欲しくなったりしたことはありませんか?

もしくは、勉強やデスクワークの最中、甘いものが欲しくなったりしたことはありませんか?

疲労(肉体疲労)は体内のエネルギー生産回路「クエン酸回路」に原動力であるクエン酸やリンゴ酸を供給することで回復や軽減が可能です。

勉強中などは脳が活動のためエネルギーを求めており、脳のエネルギー源たる「ブドウ糖」を補給することで効率化の改善が図れます。

上記のような欲求は、本能が求めているものではなく、過去の経験を体が記憶しており、そこから導き出される欲求です。

☆ランニング後にレモンを食べたら疲労感が軽減された。

☆勉強中にチョコを一欠片食べたら頭がすっきりした。

こういった記憶・経験に基づき、酸っぱいものが欲しい、甘いものが欲しいとなるのです。

その欲求の程度により、呼ばれ方が条件反射や依存となります。

はい、出ましたキーワード。

今日は疲れたからスタミナがつくものを食べたいなぁとかは、記憶が求めるものです。すなわち、ちょっとした依存であり、本能ではないのです。

過度の疲労状態の時(運動直後など)、お腹はすくでしょうか?そんなことはないと思います。

食事をする事によって消化によりエネルギーを使用してしまうため、少なくとも今すぐに食事することを本能は望んでいないのです。

その本能を歪ませてしまうのが、記憶による欲求、依存です。

たまに、本能の赴くままに食べるぜ!…なんて事を言う人がいますが、あれは欲望の赴くままに食べているのです。


じゃあ本能が求めるものは何なのか?お腹がすいたら食べ、眠くなれば寝ることなのか。

正しいように見えて、実はそうではないかもしれません。

本能は不足しているものを求めます。睡眠が不足すれば眠くなる。それはおそらく正しいでしょう。では、食欲は?

ファスティング(断食)経験者なら誰でも知っていると思いますが、お腹がすいた後食べないでいると、食欲はなくなっていきます。

流石に何日も何日もなにも食べないと死んでしまうので、そこに到るまでに様々なサインで体はエネルギー不足を訴えてくれますが、5日程度ではなんて事ないです。

つまり、おそらく大部分の人が何気なくやっているだろう一日三食は依存であり本能ではないのです。

でもお腹がすくじゃないか!という反論は当然有るでしょう。

お腹がすくのは、高くなり過ぎた血糖値が正常値に戻ることによって発生します。だからといってそのまま食べないでいたら血糖値が下がり続けていくなんて事はありません。ちゃんと体が必要な血糖値を維持してくれるのです。

人類の歴史の大部分は飢餓との戦い。ちょっとやそっとではエネルギー不足に陥ることはありません。

赤ちゃんを考えてみてください。一日三食で足りていますか?もっと回数を欲しがりますよね。成長するために必要なので要求するのです。野生動物も同じです。

しかし、独り立ちした野生動物は一日三食の食事にありつくことが出来るでしょうか?そんな恵まれた環境の野生動物は殆どいないと思います。

食べれる時に、必要な分だけ食べる、これが独り立ちした野生動物のルールです。人間だけが一日三食必要なように本能としてインプットされていると思いますか?

一日三食は、たかだか数時間でお腹がすいたなんていうことは、本能では有り得ないのです。


ではなぜそれが当たり前のようになってしまっているのか。

そこに資本主義のマーケットが有るからです。そして、支配者層がそう仕向けているのです。


これから、支配者層が用いる色々なツールを紹介していこうと思います。

興味のある方は是非次回以降もお付き合い頂ければと思います。

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