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SNSを辞めてみたら最高だった話-Vol.2

 はじめの一歩としてインスタとFBをログアウトした。頭で“見ないようにしょう”としたところで結局習慣的に指が動いて開いてしまう。でも、そのうち気持ちが向いたらまたアクセスできるように、あえてスマホから削除ではなくログアウト。そうする事でストレスなく気軽に思い立ったらすぐに実行出来るのだ。実際、参考になるような情報を発信しているアカウントも趣味が合うアカントもあるのは確かで、心が元気になったらまた楽しめば良い。

 ログアウトしてから約10日間ほどは、目覚めたらすぐにスマホに触れると考える間もなく、無意識にSNSアプリを開こうとした。体にプログラミングされたように指が自然にポチっと押すのだった。もはやログインする情報はすぐ思い出せないし面倒くさくてアプリを閉じるのだけど、ふと人の習慣は恐ろしいものだとも思った。

 では実際手放してみてどうだったか。

 一番の気づきとしては『日常の小さな幸せ』に改めて感謝できるようになったこと。そして生活の効率が上がり、集中力も増して、心が軽く感じるようになったことである。

 SNSをしていた頃は、何かがあるとついつい撮影に夢中になり『その場、その時の空気感や体験を楽しむ』というのをないがしろにしていた。まさに今、目の前に素晴らしい風景が広がっているのに、自分の目に焼き付けるのではなくスマホで撮影してすぐ投稿したり、投稿したら今度は友人からの反応が気になるのだった。結局その場所や経験よりもスマホに、SNSに夢中だった。

 本当にもったいないことをたくさんした。

隙間時間があれば永遠にスクロールしていたあの10分も、あの1時間も、趣味や読書、好きなことに充てることが出来て、後回しにしていた家事や雑務だって捗る

 『知らぬが仏』の言葉通り、撃沈されるような投稿内容も目に入れなければ心は穏やかだ。情報社会を生きる私たち、どうしたって隣の芝生が青く見えてしまうもの。その中でも特に視覚から入る情報の衝撃度は大きい。脳裏にいつまでもこびりついて、勝手に幾度なくリピートするのだ。

 SNSを辞めて、確実に言えることは『得る情報の取捨選択』ができると幸福度は確実に上がるということ。

 最後に、もしこれを読んでいるあなたが止めどなく押し寄せてくる情報に圧倒され、人間関係にも疲れ、息が詰まるような気持ちにいるのならば、一度SNSを辞めてみることをおすすめしたい。インターネット上の誰かの人生ではなく、自分の人生をぜひ祝ってあげてほしい。それは昨日ぐっすり寝れたことかもしれないし、今日のご飯が飛びっきり美味しかったことかもしれない。意識しないと見逃してしまいそうな些細な日常に幸せを感じるヒントがたくさん隠れているはずだ。








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