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移住するのに5年以上かかった理由(前編)

こんにちは!!2022年に八丈島に移住をし、現在移住2年目のわたるです。自分の想いや経験が参考になればと考え、noteにまとめました。

もともとのきっかけは妻の希望からスタート。当時の自宅(千葉県千葉市)に近い場所で戸建てを探していました。

地方への移住を考え始めたのは、2015・6年くらいからでした。最初は安易に考えていた移住ですが、紆余曲折あり5年以上かかった経緯を書きたいと思います。

移住する前は私の実家に近い、千葉県千葉市のマンションに住んでました。当時妻から、以下のことを良く言われてました。

・今の家ではモノがあふれかえってしまうので、広いところに引っ越ししたい。
・自分で食べる野菜は買わずに、家の前で育てたい
 ⇒妻の実家は目の前に畑があり、春夏秋冬四季折々の野菜を収穫・食すことができるのでそれをイメージ。

私は子どもの頃からマンション暮らしなので、妻への共感はあまりなく、「え~そんなもんでしょ!?」というのが正直なところでした。まぁ、妻が言うなら引っ越してもいいかな・・・と思い、千葉市近郊で庭付き一軒家を探し始めましたが、高くて手が出なかったため、千葉県全域で考えることにしました。


最初のころの条件はだいぶアバウトでした

2015、16年頃の私と妻は共働き。フルリモートではなかったので毎日会社に電車通勤をしてました。そのため必然的に以下の条件があがっていました。

・常識的に毎日通勤できる距離・時間
 ⇒千葉県内で言うと、外房線の始発・上総一ノ宮~茂原あたりまでで考えてました。
・一軒家で庭や畑が欲しいけど、家や土地の予算は3000~5000万円くらいまでに抑えたいな
 ⇒ローンがあまり好きではないので、借りるにせよ無理のない金額
・せっかくなら古民家がよいな
 ⇒大きい理由はなく、囲炉裏いいなぁ。程度
・家は修繕しながらでもいいので、状態はそこまで問わない
 ⇒自分で作った方が愛着わくかなぁ程度。

上記のように元々は、「キャリアを変えよう」とか、「子育てを考えた時に・・・」とかではなく、『マンションではなく一軒家にすむため』に移住を検討し始めた・・・!というのが本当のところです。

今振り返ると、自分の欲求が全く入ってませんでした

千葉の外房地区は、移住者の誘致が活発なことや物件数も多いエリアです。特に私の中では以下の3エリアが気になっていました。

・いすみ/睦沢地区:古民家などの中古物件が多くあり、里山の感じや元々会社の同僚だった先輩移住者もいることでコミュニティ参加へのイメージも付きやすい場所でした

・上総一ノ宮地区:外房線快速の始発駅となるので、通勤時の快適さが魅力的だったのと、2020年オリンピック_サーフィン会場ということもあり、町としての活気がある場所でした。

・茂原地区:この3地区の中では東京に近い分、利便性の高いエリアでした。利便性のある程よい田舎という印象でした。

しかし、当時は妻から言われたから探し始めたこともあり、自分の本当の欲求も知らず、「ログハウスの方がいいかな」とか「五右衛門風呂ってDIYできるかな?」などと言った、主に家の仕様にしか目が行ってなかったため、どこの土地どの物件を見ても最後は「やっぱりあまり、ピンとこないんだよね~。生活のイメージがわかなくて・・・」と妻と話してました。

当時の妻は「自然豊かな場所で、家の近くに畑がある場所だったら極論、どこでも良い」という気持ちだったらしく、旦那が納得いく場所はいったいどこだろうと思っていたようです。

娘の病気で一時中断。コロナと私の休暇を経て、条件や本心が明確になっていく。

緩やかに移住に向けて動いていたのですが、長女が産まれて1年ほど経った2018年夏に、先天性の病気があったことが発覚!
定期的に輸血をすれば命にかかわることはないものの、特効薬がなく、治療法が確立されてない病気である為、しばらく気持ちの整理をつけることができず、移住活動も一時的に中止をしておりました。

その後主治医からの勧めで2020年の夏に骨髄移植をした結果、、、病状が出なくなり、長女への心配事はほぼなくなりました。

※ただし厳密には骨髄移植は失敗で、なぜ病状が出なくなったか医学的には不明なため、再発の可能性はあるとのこと。

(長くなったので、後編へ続きます)

【ご案内】
移住を考えた時、移住先の情報収集や移住先の家・仕事についてなど移住先選定に向けての行動や情報に着目しがちですが、わたしが移住活動を行う中で一番大事だと分かったのは、「自分の気持ちを整理し、自身の欲求に素直になること/気付くこと」さらに「家族や親せき、職場など第三者に気持ちを知ってもらい、理解が必要な場合はそのコミュニケーション設計をどうするかということ」でした。

上記のことに悩まれている方はぜひ、私といちどお話ししませんか。
ご興味ある方はプロフィール含め以下をご確認ください。

■別のシリーズ【息子ふたりと1ヶ月インド旅行に行った話】


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