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故郷って思い出のこと


「大切な思い出って支えになるし、お守りになるし、居場所になる」。あるドラマの主人公が言っていた言葉が心に残っている。特にその通りだと思う年だったからだ。

思い出すだけで幸せな気分に浸れる思い出って確かにある。先の脚本家が「故郷って思い出のことなんじゃない?」と他の作品で書いていたように、そこで私が確かに生きた証になる。一つの場所で長続きしない私は思い出を搾取して生きているようなものだ。

人と深い付き合いができない分、思い出に欠けてるかと思いきやそうでもない。苦手だけど頑張ってしていた頃の思い出が残っていて、意外にも後の自分を支えてくれたりする。あの時頑張れたから、また再起できると自信になる。

もっと心を開いて寛容に人付き合いができればいいのにと思う一方で、そう簡単に性格は変えられない。だけど、変わるきっかけになる他人との出会いは確かにある。懐に入っていくのが上手な人ってうらやましい。

最近気づいたのは、大人数で話すのは苦手だけど一対一ならそれなりにできるということだ。また文章を書くことを通じてコミュニケーションがとれる。直接すぐに話すのが難しければ、一旦整理してから伝える術を考えればいいと思ったら心が楽になった。

思い出はこれからも増やせるし自分次第でいい思い出にできる。寂しくなったら帰れる故郷を持っておくといい。それを意識して新年は過ごしたいと思う。

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