特別なわたしになりたかったわたしは、特別なわたしだった。

3/19
仕事終わり送別会だったけれど
会場の近くだったので少し抜け出して
友人のお洋服の個展へ

(友人と言ったらなんだか
よそよそしく感じるくらいの仲なのだけど
とりあえず友人と言ってみる)

普段わたしは内弁慶を発揮して
人がいると試着したりしないのだけど
この日は関係者デイだったから誰もいなくて
めずらしく「何か羽織ってみたい」と
何着か気になるアイテムを羽織ってみた。

わたしは「服がなんでも似合う体型」とは程遠いから
人前ではほぼ試着しないけど
心境の変化があった最近なので
また段階が上がった感覚があって
前の自分とは違うから不思議な自信があって
自ら手に取ることができた。

「羽織ってくれるの嬉しい」
と言ってくれた。
本当はわたしも何かほしいなと思ってはいるけど
「わたしより似合う人がいるから、
その人たちやこの子のファンの子の
手に渡ってほしい」と思って遠慮したり
「自分に似合うものを自信を持ってお迎えしたい」
と思ってなかなか。

でも今回遊びに行ったことで
自分の好きなものが改めて実感することができた。

ベーシックスタイルより
一癖二癖ある衣装のような服が好きなんだ。

それは中学3年生から変わらなかった。

この日のスカートは
「ホイップクリームみたいで美味しそう!」
と一目惚れしたスカート


ジャケットを着用したわたしに向かって
「なんかコンサートの衣装みたい」
とその子は言ってくれた。

好みの色のシャツや
背中が印象的なジャケット


その子の服は生きている。


以前プレゼントで私服のアウターに
ペイントをしてもらったことがある。

それまではなんてことない
生成色の春物アウターで
少しわたしから浮いていたけれど
彼女のペイントが描かれて返ってきた
アウターはわたしに馴染んでくれたのです。


パーソナルデザイン、
パーソナルカラー、
骨格、自分のルーツ、バックグラウンド、
大切にしていること、自分の性格、
身に纏うものは全てを調和させて
反映させたいのかもしれない。

フェミニンとかソフトエレガントとか
参考にしつつもね。


「様々な可愛いがある中で、
その中のひとつにあめちゃんという
カテゴリがあったのだけど、
今回の個展は可愛いと言うか
新しい美しいのカタチだなって私は思った。」

2015年10月に
大好きな友人が綴ってくれた言葉


わたしのことを好いてくれる人たちは皆、
「どのカテゴリにも当てはまらない」
「唯一無二の存在」

とわたしのことを表してくれる。

「普通は嫌だ、変な人になりたい」
と周りの人のすごさに劣等感を覚え
何者かになりたくて悩んでいた中学時代

「変な人は嫌だ、一般的な人になりたい」
と悩んでいた社会人スタートして
とても苦しんだ20代前半。

(12歳〜24歳までの約12年間
わたしの一番苦しかった暗黒時代)

そんなわたしが今キラキラして
好きで楽しい仕事をしながら
時々表現の活動をしながら
好きなお洋服を身に纏うことができたのは
逃げずに向き合って
幸せへと向かおうと覚悟を決めたから。

ありがとうってわたしに伝えたい。

3/19の夜
送別会から帰って布団に入ったわたしは
TWICEのfeel specialを日本語バージョンで聴いてみたら
自分に当てはまりすぎたのか
歌詞がスーッと入ってきて
気づけば声を押し殺して号泣していた。

こんなに涙を流したのは久しぶりだった。


「ぼくが目になろう!」

2024/03/20

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