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販売員としてのつぶやき ①プロと言われること

アパレルに勤めて10年、現在店長職に就いていますが、売り場で一番動き回っている私です(笑)
店長としてでなく、販売員として感じたことを呟いていこうと思います。

お客さまに良く言われること
『やっぱりプロに任せるのが良いよね』

プロとは
《「プロフェッショナル」の略》ある物事を職業として行い、それで生計を立てている人。本職。くろうと。
goo辞書


色の似合わせ、パンツの裾直し、コーディネート、様々なシーンでこのようなお声を頂くことがあります。若かりし頃は、自分のスタイリングを誉めてもらうことの方が多かったのですが、今は『プロ』という言葉に喜びを感じています。

販売は正直『感覚』で出来てしまうところがある。だからこそ、論理的思考が培いにくい。『センス』は各々の感性から来るものなので、他者には真似できない。でも、そのセンスだけに頼るのではなく、そこに根拠がしっかりと肉付けば、最強の販売員になれるのでは?と感じます。

アパレルでの論理的思考は、
『商品の良さ、お客様に似合っている理由を追求すること』

なぜこのニットはチクチクしないのか、なぜお客様にはワイドでなくスリムのパンツが似合うのか、、私は似合う理由・似合わなかった理由を追求して、お客様にお伝えしています。それは、今後のお洋服選びの参考になるよう、非購入の方にも『情報』を提供しようという気持ちからです。今回は自店の商品とのご縁はなかったけれども、来店してくださったからには、何かしらご縁は紡ぎたい、そんな気持ちからです。

お客さまは私たち販売員の伝えること、提案することを信じています。信頼してくださっているからこそ、聞いてくださる。重いかもしれませんが、ひとつひとつの言葉に『責任』が伴う。間違ったことを伝えてはいけない、疑問や質問には答えを出さなきゃいけない。だからこそ、学ぶことを絶やさない。10年経っても、店長になっても、販売に関しては学び続けています。

『プロ』になるには、今一度考えてみることで、何かのきっかけになればと思います。

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