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BtoC事業を10個以上ローンチして創業した結果見えた、零細企業のDX化ロードマップ

どうも、大好きなVシネマの記事が
まあまあ伸びて浮かれている
地方零細企業代表取締役の國俊です。

盛大に釣りヘッダーをあげてますが
正直言いたいことはこれが事実であり
これがすべてであります。

言葉尻に囚われるのではなく、
ビジネスとしてスケールするために
やるべきことをやりましょう。

正直言いたいことは、これに尽きます。

うち、ガチで零細企業でして
従業員数:2名(代表者含む)
業務委託:10先くらい
ってかんじで福岡県で運営している、
ザ・地方零細企業なんです。

独立後の個人事業の時期は3年ほどありました。
諸々メリット・デメリットを検討した結果、
2022年の2月に
いまのATRACK株式会社を創業しました。

とはいえ、事業経験値はそのへんの同年代には
負けないくらいあると思ってます。

と、いうわけで
私がサラリーマン時代から現在に至るまでに
経験してきたことをふまえた
地方商店のDX化について
今回はさらけ出していこうかと思います。

地方中小企業のDX化のメリット

結論、
シンプルに営業利益が上がり、
経営を安定させていくことができ、
結果として持続可能な感じになることです。

最近流行りのSDGs的にもバッチリ。

その根拠は、
売上と利益が上がっていくことを
仕組み化することができるから。

集客数や成約率、客単価等の
ビジネスにおける重要な指標を明確化し、安定させることにより
コケた・下がったポイントが明確になります。

その結果、
下がったら下がったポイントに対して
ピンポイントに対策を
打っていけばいいよね、と。
やるべきことが明確になるんです。

"なんで今月は売上上がらないんだろう・・・"
"来月も今月くらい予約入るかな・・・"

みたいな悩みがなくなります。

事実、私は会社員時代から
なんでだろう〜、なんでだろう〜、と
漠然と売上に悩んだことはありませんでした。

常に、上げるべき数字を明確化し
それにひとつひとつ取り組んでいくことで
着実に10個以上の事業や
YouTubeチャンネル・SNSを
収益化してきました。

もちろん、売上だけでなく、
億単位の営業利益を出してきたことも
書き添えておきます。

地方中小企業の課題

創業1年目の私から大変恐縮ながら
諸先輩方に申し上げたいのは
この1点に尽きます。

売上の構成要素の分解が
できていない企業さんがとても多い。

でもこれって同時に
仕方がないことでもあると思うんです。

私のようにサラリーマン時代から
会社の幹部レイヤーに所属しており
同じ分野で独立をしたのであれば
これはできていて当たり前。

でも、
そうでない方も非常に多いことを
私は知っています。

・先代から、「俺の背中を見て技を盗め!」と
 半ば強引な方法で事業承継させられた2代目社長さん

・感覚でいろんなことがうまくいってしまう
 カリスマ社長さん
(実際にそういうカリスマの方は経営者界隈には非常に多いと感じています)

・チャレンジしてたまたま当たったビジネスを
 継続してきた社長さん

・一回きりの人生、自分で自由に生きないと意味ない!
 と、一歩踏み出した結果うまくいっていない社長さん

地方にはこのような中小企業の社長さんが
たくさんいらっしゃいます。

私も、同じ経緯であれば、
倒産すらしていた可能性が高いです。

結論、私は自分がすごく詳しいとは自覚しつつも
ラッキーだったと思っています。

だって、他人の資本で飯を食いながら
学べる環境がたまたまあったのですから。

だからこそ同時に、
この経験や情報はシェアせねば
人として罪深いことだと
そう思って今情報発信を
がんばっているところです。

地方中小企業の売上げアップ成功ロードマップ


売上の構成要素が気になるところでしょうが
これは事業によって千差万別なので
個別論は置いておくとして

私なりに、
現実的に実現可能な売上の上げ方について
経営者という目線で
ロードマップを考えました。

事実として、これから書くことをベースに
コンサルをさせていただいたり相談に乗ったり
ジョイントベンチャーの提案を
したりしています。

  1. 組織図と役割分担を明確にする

  2. 今のビジネスのウィークポイントを「点」で明確にする

  3. 結果として大体集客に行き着くが、それはぐっとこらえて接客内容をブラッシュアップする(BtoBならば営業の内容)

  4. ちょっと待った、その前に全体でかかってくる予算を
    近い地方の専門家に相談して明確にして、
    中小企業診断士など、プロの手を借りて必要な資金調達計画を建てる。

  5. バックヤードで資金調達を行いつつ、6以降を進める

  6. 接客内容(新規営業の内容)をブラッシュアップしつつ、認知・集客施策を検討する

  7. 各部門のKPIを明確にし、実現可能な目標値設定を行う

  8. 接客内容で良い数値が出たら、集客にアクセルを踏む

  9. 集客と接客でバランスをとりながらPDCA(これが経営の真髄です)

1.組織図と役割分担を明確にする

私自身、会社や組織を運営してきて
体感していることとして
社長が全部やってたら絶対に回りません。

最悪、私のように体を壊して入院・・・
なんてことも。
(今年の8月に脳髄膜炎をやっちまいました。)

結論、経営者がやるべきことは
資金調達とと経理・営業の管理です。
それ以外のこざこざした業務を
やるべきではありません。

ちなみに私のこのnoteは実益を兼ねた趣味であり業務外です。
本来ならば、ゴーストライターを雇うのが
正解だと思います。

ひとり社長さんや、ひとり親方の方は
アウトソーシング(外注)を前提として
まずは進めるべきです。

少なくとも、
経理・財務・営業・実行・品質管理などの
全部の業務を一人で抱え込んで
良いことは1つもありません。

実際にこの状態になって私は今年創業し、
今年の9月に会社を潰しかけました。
前述の通り、盛大に体もぶっ壊しました。

今後10年・20年と会社を存続させ
人並み以上に儲けていきたいのであれば、
今すぐにでもこの方向に舵を切ってください。

さて、あなたの役割は決まりました。
次にやるべきは幹部候補育成です。

組織の役割分担等の内容は
Vシネマに学ぶ組織運営のnote記事
わかりやすく書いてるので参考にしてください。

2.今のビジネスのウィークポイントを点で明確にする

ビジネスの構成要素は
集客人数 ✕ LTV − 原価
です。

これ以上でも以下でもありません。

・集客人数が足りていないのか
・LTVが低すぎるのか
・原価が高すぎて利益が残らないのか

きっとあなたのビジネスのウィークポイントは
この3つのどれかに当てはまってくるはずです。

LTVについては、この動画で詳しく解説しています。

まずは、点で捉えて
ピンポイントに改善をすべきです。

だからこそ必要なのは数値化・見える化です。
全部の事象を数字に置き換えてみてください。

人件費なら、月給を勤務時間で割れば時給が出ます。
例えば今、このnoteを読んでいる
あなたの人件費はいくらですか?

実は学ぶことも、情報収集するのも、
実は無料じゃないんです。
目に見えない人件費は常にかかってます。

数値化の方法は、
この本が非常に参考になります。

※アフィリエイトリンクではありません。

まずは数字で見える化して、
そこから、先に上げた3ポイントの
どこが課題なのかを明確化してから
それから、業務単位に細分化していきましょう。

まずは大枠で掴むことです。

3.結果として大体集客に行き着くが、それはぐっとこらえて接客内容をブラッシュアップする(BtoBならば営業の内容)

多くの事業者様は、
集客を増やしたいところでしょうが、
ここはグッとこらえてください。

目の荒いザルにいくらお水を注いだところで
それは水道代の無駄です。

ザルの目を締めてから、水を注がないと
その広報・広告予算は排水溝に流れていきますよ。

”テレビ取材が来た店は潰れる”
なんてことをジンクスとして聞いたりしますが
その理由は明確にコレで、

ザルの目が粗いうちに(接客内容)
水をじゃぶじゃぶ流しちゃったからです。(テレビ取材による集客)

接客とは
リピート・クロスセル・アップセル・ダウンセルのマーケティングまでを含みます。
新規客に対して接客して、
その場で商品を買ってもらうのは当たり前。

その後、生涯に渡っていくら使ってもらえるかを設計しないといけません。

ただただ笑顔でトークするだけなら
誰にでもできます。

4.予算を明確化し、近い地方の専門家に相談して資金調達計画を練る

先立つものがなければ、DX化はおろか、
経営計画も前進はしません。

中小企業診断士の先生にも言われたことですが
利息は税金だと思って、借りられるだけ借りてください。
無いお金は払えません。

手元に現金を持っておくことが
何よりも重要です。

借金100万で沈むくらいなら
1億くらい借りて、盛大に自己破産しましょう。
残るものはどっちもゼロです。

そして、補助金助成金等も必ず活用しながら
財務を進めていきましょう。

6.接客内容(営業の内容)をブラッシュアップしつつ、
集客施策を検討する

接客の改善を一点集中でやっているような
余裕はありません。
同時に集客施策を検討しておきましょう。
チラシなのか、DMなのか、Web広告なのか、SNSなのか。

手段はあくまで手段。
あなたの事業に最適な手段を
専門家の声を聞きながら
チョイスしていきましょう。

本記事はDX化にメリットしかないので
DX化を前提に書いていますが
これはDX以前の問題です。

各集客手段にそれぞれ特色があります。

・チラシ・DMなら数をばらまけるけど、打率が低い

・Web広告も様々あり、リスティング広告は意欲が高いが獲得単価が高いことが多い。SNS広告は逆に意欲は薄いが獲得単価が安いことが多い。

・SNSは無料でできるようで、人件費・外注費は必ずかかります。
 ここも数値化して計測すべきです。
 ただし確立できたら最強のオウンドメディアです。
 自社のテレビ番組が持てると思ってください。

7.各部門のKPIを明確にし、実現可能な目標値設定を行う

売上目標を立てよ、とよく言われます。
もちろん、目標は大事です。
あなたの見るべき目標は
「必達目標」であるべきです。
取らぬ狸の皮算用では意味がありません。

そしてその「120%の数値」を
従業員さんに目標として課しましょう。

120%を目指さずして、
100%を達成できるわけがありません。

接客で良い数値が出れば
DX化(ウェブ進出)すれば、
集客数に掛け算して売上を増大していくことができるので
基本的には必達目標を上回ってくるはずです。

そうならないのであれば、
目標設定が間違っています。

最後に具体的かつ、簡潔に
経営者がやるべき戦略策定を書いておきます。

  1. 接客内容で良い数値が出たら、集客にアクセルを踏む
    (広告・広報費用を倍増して売上利益に掛け算をする。)

  2. 集客と接客でバランスをとりながらPDCA(これが経営の真髄です)
    (集客の数値が上がれば接客の数値は自ずと落ちます。)
    (このバランス感覚こそが経営感覚です。)

  3. バランスが安定してきたら、次の事業に着手しましょう。
    (2本、3本の矢があれば、簡単には折れません。)

まとめ

色々なとこに話が至りましたが
ビジネスとは常にシンプルです。

バケツの穴を塞いで
その容量いっぱいまで水を注ぎ
それを繰り返して、水いっぱいのバケツを増やす

これ以上でも以下でもありません。
考えることが多くてパニックになりますが
こんなもんだってのを頭に常に置いとくと
気が楽になります、

今回の記事があなたの気持ちを楽にするのに
少しでも寄与できたら幸いです。

気に入ってもらえたら、
スキしてもらえるとモチベーションになります。

また、書きますね。

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