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あなたと私

もうどのくらい時が経ったのかしら?

あなたと私が会ってからいくつもの

朝が来て、夜が去っていったのかしら?

私はあなたの事をいつも見ていたんだよ!

でも、私がこう思っているあなたは

私の事なんて、ちっとも見ていない!

私の事は忘れちゃったのかな?

私の事はどうだって良い!

って思っちゃったのかな?

そんな事を思いながら、

私はあなたの成長を見守っているの!

あなたは小学校の時、学校から家に帰ると

私のところにすぐさまやってきて

今日学校であったことを、少し興奮気味に

私に話かけてくれたよね!

私はそんなあなたに対して、

あなたの目をじっと見つめて、

無言で話を聞いてあげていたよね!

それから、どのくらいの月日が

私とあなたに経ったのかしら?

あなたは今、高校二年生!

部活に勉強に恋に忙しい

青春真っ只中の高校二年生!

友達も多く、充実した毎日を送っている

ことはわかるの!

それに対して、私は・・・・・・・

私は・・・・・・

あなたの部屋の隅にいる人形!

あなたが、小学校の時、

パパとママに泣いて騒いで

買ってもらった人形!

あの当時は私に、

何でも話かけてくれたのに!

今はもう・・・・・・・

私なんか・・・・・・

必要ないのかしら?

ねぇ‼️

私が寂しさを感じるのはいけない事?

ねぇ‼️

私があなたを求める事はいけない事?

私が夜そう思っていると、

いつの間にか時間が過ぎて

朝日があなたと私の部屋に差し込んできた!

朝日と一緒にベランダの窓から

メジロが声をかけて

こう、私に言った。

『僕は人形のあなたの思いは

いけないことだとは思わない!

私も、私の事を好き!って言ってくれる

人間に何度も、お前なんか知らない!

って言われたから気持ちはわかるよ!』

私は、メジロにそう言われて

心が(//・_・//)カァーッって暑くなった!

そして、1人ぼっちなんかじゃない!

私と同じ思いをしているもの達は

たくさんいる!

そう思ったら、今まで、

暖かく感じなかった朝日が

暖かく感じた。


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