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サザン桑田佳祐は令和のおじさん

サザンオールスターズと言えば桑田佳祐。
そして、桑田佳祐と言えば御年67歳(2023年8月現在)でれっきとしたおじさん。
いや、見方によっては、もうおじいさんである。

しかし、先の東京オリンピックをはじめとして、サザンや桑田佳祐の名前を聞かない年はないばかりか、老若男女が知っているし、好感度が高い。
じいさんばあさんに、YOASOBIのikura知ってる?と聞いても多分わからないし、若者に、スパイダーズの堺正章知ってる?と聞いてもわからないのに、だ。

もちろん、出す曲が、昭和でも平成でも令和でもヒットして受け入れられているいうのもあるが、桑田さん自身が、いわゆる「昭和のおじさん」ではなく、令和にもフィットしているからだと思うのだ。

かと言って特別ダンディか?と言われるとそこまででもない(失礼)
でも確実に言えるのは、昭和おじさんではない、ということ。

昭和おじさんは、平成から令和へと時代が移っても、年功序列・パワハラ・セクハラの3点セットが抜けない。その象徴が政治家。

一方の桑田さん。
常に飄々として真面目なんだか不真面目なんだかわからない感じで、音楽感や価値観を全く押し付けること無く、色んな場面で老若男女と絡んでいて、年功序列・パワハラ感は全く感じさせない。
PVやライブには必ずと言っていいほど水着のセクシー女性が登場。しかも奥様の原由子さんの面前で絡む。おおっと!これはセクハラでは?と思いきや、なんだか明るい感じがして、若い女子からも受け入れられているのである。

例えば、同世代の中井貴一さんはダンディなのだが、なんだかお作法が必要そうである。つまり、やや年功序列やパワハラ気味なのである。そもそも、自分が年下の場合、「キミ!」と上から目線で呼ばれそうだし。

先日、慶應高校の球児が脱丸刈りで話題になったり、令和の時代は自由の時代。
企業やおじさんも必死になってその時代で生きようとしているが、自然体でできるサザンと桑田さんが圧倒的に秀でているのは言うまでもない。

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