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アート巡り 2023年4月

訪れた美術館、展覧会、アートイベントの記録です。

江口寿史イラストレーション展「東京彼女」

東京ミッドタウン日比谷 6F BASE Q HALL
2023年3月14日(火)〜2023年4月23日(日)

 2018年の金沢を皮切りに、全国各地を巡回した江口寿史イラストレーション展『彼女』は計12万人を超える人々を虜にしてきました。『東京彼女』はこれまでとひと味違う、東京だけで開催される特別展です。「東京という都市と私たちの目前に広がる風景」をもうひとつのテーマに作品を厳選。本展のために描きおろした、「彼女」の新作が登場するほか、初公開となる80〜90年代の原画作品も披露されます。

引用:公式HP
魅力的な東京の「彼女」たち

時代を超えて愛される魅力的な女性像。昭和から令和まで、ポップでオシャレな女性を描き続けられるのは凄いなと思いました。懐かしさと新しさが共存している展示内容でした。

SMBC ART HQ / ANNEX 藤田貴也 × 三重野慶

三井住友銀行東館
2023年4月9日(日)〜2023年4月29日(土)

 世界に写実絵画を発信するホキ美術館の若手人気作家、藤田貴也と三重野慶による待望の二人展を、大手町の三井住友銀行東館1階アース・ガーデンにて開催いたします。

引用:公式HP

以前から三重野慶さんのファンなので見に行ってきました。リアルすぎる油絵は、近くで見ないと絵ということに気づきません。写真を超えた凄みを感じられます。

ジブリがいっぱい展 & 「食べるを描く。」

ジブリパーク ジブリの大倉庫
2022年11月1日(火)〜2023年11月

 世界中から集めたジブリ作品のポスター、映像・音楽パッケージ、書籍などを一堂に展示します。色々な国のお国柄があらわれたタイトルやデザイン、ビジュアルが並びます。

 三鷹の森ジブリ美術館で開催され好評を博した企画展示「食べるを描く。」の増補改訂版です。ジブリ作品の食べ物はなぜおいしそうに見えるのか。その秘密をひも解く展示。新たに『千と千尋の神隠し』『コクリコ坂から』『アーヤと魔女』3作品の資料が追加され、コクリコ荘の台所なども楽しめます

引用:公式HP
ジブリ作品が盛りだくさん

ジブリパークに行ってきたのですが、ジブリの大倉庫では企画展示が行われていました。1年周期で入れ替わるようです。特に、「食べるを描く。」展は、ジブリ作品の食べ物の描き方、魅力が盛りだくさん。見終わるころにはお腹が空いてきました。

猫画展 ねこのそぞろ歩き

高架画廊
2023年4月28日(金)〜2023年4月30日(日)

 4月末、神田にて小さな個展を開きます。
あいかわらず猫が画中ごそごそ遊びます。
どうぞどうぞお気軽にいらしてください。

引用:Twitter
かわいいねこたち

作家のしらかわあずまさんは技術分野に精通していることもあり、ロボットと一緒に描かれるねこたちに、私はとても愛着がわきます。かわいいロボット、スタックチャンもいました。

SIGNS OF A NEW CULTURE vol.13 ~時代をつくるアーティストたち~

GINZA SIX Artglorieux GALLERY OF TOKYO
2023年4月27日(木)〜2023年5月10日(水)

 近年、従来の美術愛好家に加え、新たなアートコレクターやビジネスパーソン、投資家などを巻き込み、国内外で大きなアートブームが起こっています。その中心となっているのが、現代アート、ストリートアートといったジャンルのアートです。
 時代性を求めた、既存の芸術表現にとらわれない新しいコンセプチュアルな作品は、私達に衝撃を与え、想像力を掻き立ててくれます。また、音楽やファッションと融合し、より身近に感じることができるようになったアートは、ますます複雑化、拡大しながら影響力を増し、単なるブームからカルチャーへと進化しています。
 Artglorieuxでは、こうしたアートカルチャーを担う今人気のアーティストから、今後アートシーンを賑わせるであろうニューウェーブまで約50点を集積してご紹介いたします。

引用:公式HP
細川真希さんのヴィーナス

定期的にArtglorieuxを訪れるのですが、今回は人気のアーティストの絵画が複数展示されていました。最近、細川真希さんの絵に魅かれていたので、彼女の絵を直接見れて良かったです。

COIN PARKING DELIVERY個展“BLUE”

銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY
2023年4月29日(土)〜2023年5月17日(水)

 COIN PARKING DELIVERYは、スマートフォンを用いて絵を描き、ドローイング、彫刻、海外のパブリックスペースの外壁を手掛けるなど幅広く活動を続けています。さらに有名キャラクターやブランドとのコラボレーションも数多く行っています。
 物事の存在価値を加速度的に高めることが容易くなった時代が定義する「幸せ」には、我々にとってどれほど意義があるものなのでしょうか。
本展では、そんな現代を見つめ直し、「積み上げていくこと」よりも「切り崩していくこと」で得られる「幸せ」の再定義に挑戦した作品を展開します。
 "BLUE"この言葉の持つ「強い力」を会場にてご体感ください。

引用:公式HP
赤い…

「先入観」を用いた新しい試みと謳っていましたが、そういうことかと…。個展タイトルは「BLUE」ですが、展示品は全て「RED」。 とてもインパクトがありました。

フカミエリ 個展「ファース・オブ・フィフス」

銀座 蔦屋書店 アートウォール
2023年4月15日(土)〜2023年5月2日(火)

 フカミエリは、自らの感情や記憶、夢を創作に投影させ、世界のありようを鮮やかに描き出すアーティストです。カラフルな色彩で描かれ、記号化されたかのような人物の表情、背景に溶け出した身体、生き生きとした草木や動物、虫といった自然のモチーフ。ファンタジックに描かれたフカミエリの作品は、一見現実からは対極のものが描かれているように感じられます。しかしながら、これこそが彼女の中にある世界。日々、人に出会い、社会と接したときに抱いたさまざまな感情を率直に、ありありと我々の眼前に提示します。フカミエリの生みだす抽象表現は、個人的な経験であるにもかかわらず、鑑賞者の中にある記憶や夢、無意識に潜む原風景を思い起こさせます。
 最近の作品では、自身の視点を複眼的に表現するのみならず、同じ物語に他者からの視点も加えるなど、新たな生々しさを湛えていることにも注目です。また、「記号化された」人物の表情にも変化の兆しが見られます。
本展のタイトル「ファース・オブ・フィフス」は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド「Genesis」の曲名から取られています。美しいピアノのイントロから始まる劇的で幻想的なこの曲がフカミエリの世界につながっていきます。アーティストが現実に真摯に向き合うことで接続する世界の姿。フカミエリの進境を目撃ください。

引用:公式HP
作品名「幻聴(蝶)」

幻想的でカラフルな色彩が特徴的でした。アートウォールだったので作品点数が少なかったため、いつかもう少し大きい個展にも行ってみたいものです。

井上大輔「ほうろう」

銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
2023年4月22日(土)〜2023年5月12日(金)

 井上大輔は、北方ルネサンスを技術的標榜としつつ日本や中央アジア、コーカサスを中心にユーラシアの文化や世界観を混ぜ合わせて自己の表現としています。
 驚くほど細かい描写や、静穏でありながらなにか含みのあるような目線の描写は、初期フランドル派の特徴でもあり、彼が多くのヒントを受けたことがわかります。
 自分がたぬきである事を思い出すように、井上大輔の作品世界に没入し一体となる感覚をお楽しみください。

引用:公式HP
シーシャを嗜むたぬき

井上大輔さんは数年前Twitterでバズってて、それ以来ファンになりました。とても味がある絵を描かれます。初見だとちょっとした怖さがあるかもしれませんが、見れば見るほどかわいさを感じられる、癖になる画風です。

新田樹 「Sakhalin(サハリン)」

ソニーイメージングギャラリー 銀座
2023年4月28日(金)〜2023年5月11日(木)

 朝日新聞社は日本の写真の発展に尽くした木村伊兵衛氏の業績を記念して、1975年に「木村伊兵衛写真賞」を設けました。2008年4月に出版部門が朝日新聞出版として独立した後は両社の共催となりました。
国内外のプロ・アマを問わず、毎年1月から12月までに写真の制作・発表活動において優れた成果を挙(あ)げた、新人の写真家が受賞しています。
第47回「木村伊兵衛写真賞」においては、新田 樹氏が写真集「Sakhalin(サハリン)」と写真展「続サハリン」で受賞されました。
受賞者は、写真関係者から推薦された候補者の中から、選考会によって決定されました。第47回の選考委員は4名(写真家の大西みつぐ氏、長島有里枝氏、澤田知子氏と、小説家の平野啓一郎氏)です。

引用:公式HP
戦争の歴史に翻弄された人々の姿

写真の素晴らしさは、人生の一瞬を切り取りカタチにすることです。サハリンでたくましく生き抜いている人々の人生の重みを感じとることができました。

第16回 shiseido art egg 佐藤壮馬

資生堂ギャラリー
2023年4月18日(火)〜2023年5月21日(日)

 佐藤壮馬は時空間における身体と心の問題を主題に、表象の背景にある記憶や慣習について考察しています。複製技術を用いてアーカイブされたものを制作に取り入れるなど、モノや空間が持つ時間の流れや、それらとの関係性を表現することを試みてきました。本展では、一昨年大雨により倒れた岐阜県の神明神社の大杉を3Dスキャンで複製し構成する新作を中心に、科学と信仰の時空のズレや交わるところと私たちの心の在り方を探ります。

引用:公式HP

作品「おもかげのうつろひ」は、横たわる大杉にレーザー光線を照射して3Dスキャン、樹体を複製したものだそうです。現代の複製技術を用いたアートに美しさを感じました。

マティス展

東京都美術館
2023年4月27日(木)〜2023年8月20日(日)

 20世紀を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス(1869–1954年)。純粋な色彩による絵画様式であるフォーヴィスム(野獣派)を生みだし、モダン・アートの誕生に決定的な役割を果たした彼は、84歳で亡くなるまでの生涯を、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩と光の探求に捧げました。彼が残した仕事は、今なお色あせることなく私たちを魅了し、後世の芸術家たちにも大きな影響を与え続けています。
 世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵するポンピドゥー・センターの全面的な協力を得て開催する本展は、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。絵画に加えて、彫刻、ドローイング、版画、切り紙絵、晩年の最大の傑作であり、マティス自身がその生涯の創作の集大成とみなした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら、豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。

引用:公式HP
約20年ぶりとなる回顧展

マティスの芸術人生の歩みを体験してきました。鮮やかな色合いが有名なマティスですが、この展示では彫刻や切り絵も多く取り上げており、その創作に至るまでの過程も楽しむことができました。

第52回 日本彫刻会展覧会

東京都美術館
2023年4月19日(水)〜2023年5月2日(火)

 日本彫刻会は、昭和22年「日本彫刻家連盟」として朝倉文夫・北村西望らを中心として発足した美術団体です。 わが国の彫刻界には、伝統的な仏像を中心とした典雅な彫刻文化が存在しました。明治維新以降は外来の技法も取り入れられ、和と洋が融合した日本近代彫刻が築かれてまいりました。  日彫展は、作家精神の発表の場として会の活動の主軸と位置づけ運営しています。 当展覧会では、公募展として美術、文化の活性化を図ることに加え、立体芸術という平面芸術では担えない視覚障害者の方々への鑑賞支援を行うなど、芸術の普及を目的とした社会貢献に尽力しています。 日彫展は現在、上野の東京都美術館で毎年4月に開催しています。

引用:公式HP

マティス展の流れでそのまま鑑賞しました。彫刻は照明のあたり方、見る角度で顕著に雰囲気が変わるので見ていて楽しいですね。


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