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淡路島移住日記③:メイキングオブ「きぼうのうた」~淡路島ロケ~

高校野球部のツレで、一緒に受験勉強して入った関学総政仲間でもある中原がシンガーソングライター化するというので、淡路島に移住した直後でちょうどいいやということでMV撮影に協力することに。

なんでもSMAPやガッキーの楽曲提供をしている広沢タダシさん主宰のコミュニティで最優秀賞に選ばれたのだそうで、大学卒業後もコツコツ続けていた音楽がようやく開花したのだ。同じくコツコツと研鑽しているらしいバッティングの方は一向に開花する気配はないが、諦めずアーティスト兼アーチストを目指してほしいものだ。

広沢タダシさん主宰:シンガーソングライター研究会

ロケ地はわが家とお散歩コースの海岸

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さて、撮影が決まってからは毎日の散歩はロケハンに様変わり。裏山の野球場なんかも捨てがたかったが、あんまり詰め込んでも集中力が続かないので海岸スポットに絞ることに。歩いても行けるのだが、アーティストを歩かせるわけにはいかないので、ハスラーでロケ地に向かいます。

TAKE①:鳥飼浦の波止場

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まず日が明るいうちに撮っておきたいのがこの波止場シーン。突端の灯台風に見える赤いヴイがワンポイントで素敵。当日はちょっと雲が多くて岩場がくすんで映ったが、逆に見上げアングルにすることで迫力ある画が撮れました。撮影は現場が全てですね。

TAKE②:室内シーン

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これは中原がブツブツ言いながらひとりで撮ってました。観葉植物を見ては「・・使えるな」、ロフトの階段を見ては「・・使えるな」、窓からのぞく緑を見ては「・・使えるな」、僕の顔を見ては「・・使えんな」。こんなんどこで使うねんと思っていたら、割と使われてました。

休憩:夕陽待ちの温泉

休暇村

メインは慶野松原の夕景ビーチ撮影なので、夕陽待ちのあいだ温泉に浸かります。絶景の場所にありながら湯船に浸かったら何も見えないガッカリ温泉が多い中、ここは潮騒の湯に浸かりながら手前に南淡路の分厚い森、その先に海に架かる鳴門大橋が見渡せる趣向。立ち寄り湯は15時までなので、要注意です。念のためアーティストに入浴シーンの提案もしてみるものの「きぼうのうたはそんな歌ではない」との理由から却下される。音楽性の違いってやつか。

写真出典:休暇村 南淡路

TAKE③:慶野松原の夕陽シーン

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さて、メインカットである浜辺の夕景シーン。強風と寒さによる凍えで手ブレしそうになるのを必死でこらえつつの撮影です。撮る方も大変だけど、ギターの弦押さえるのも大変そう。引きのカットが一通り押さえられたので、寄りのズームショットもいくつか撮影。一人カメラマンなので、動画を撮りながら合い間にスチールもカシャカシャと撮ってとなかなかせわしない現場でした。

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アーティストが突然「歩きたい」と言うので、歩くショットも撮影。「おなかすいた」というのでBBQシーンも撮影。「ねむい」と言うので、ベッドシーンも撮影。最後のはウソ。

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学生時代は動画ばっかり撮っていたけど、ここ10年くらい一切撮っておらずひさびさの動画でしたが、やっぱりいいものですね。スポンサーのない純粋な制作というのも10年ぶりくらいかな。友達と一緒にものづくりするのは楽しいものでした。

TAKE④:BBQシーン

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ホントはTAKE④じゃなくて撮影前夜にやったんですが。淡路島上陸から2週間ばかり経って、徐々におうちキャンプ道具も充実してきていたので寒空の下BBQしました。野球と同じで実戦練習しないと、足りないものが分からないので。社会人になってからは毎年正月に定例飲みを続けていましたが、これからは近所になったのでもう少しちょくちょく飲めるかな。

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瀬戸内海の荒波に日々もまれる淡路のタコはコリコリで絶品でした。毎年会うたびに「バッティングの秘訣がついにわかった」「腹式呼吸をついに極めた」と究極のアップデート話をうそぶく中原であったが、世間の荒波にもまれていい味は出てきているようだ。あと自分の好きなことを持つことと、それをコツコツと積み重ねていくことはやはり大切だと気づかされたのでした。

完成版MVはコチラ


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