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文章が書けなくなって数ヶ月が経ってしまった。前の投稿は0719-31というなんともざっくりした期間の投稿が最後であった。

文章は書けなかったがここ数ヶ月はとても幸せだった。これが幸せというものかも知れないという希望さえ持っていた。いや、それは今も変わらずここにある。だがここ数日あの時に似た虚無の感覚が僕の中にまた住み始めているような気がする。

世の中の人はどのようにして自分の中に生まれる空洞と付き合っているのだろうか。僕は正直あの深みを越えてもう大丈夫だ、うまくやり過ごすことが出来ると思っていた。油断していたのかも知れない。確かにここ数年はうまくやってきたしそれによって様々な世界も広げてきた。だがどうやら最近うまくいかなくなってきた。こうして文章を書いているのはどこかに放出しないと自分の内側で溢れて落ちていってしまいそうだからだ。こうして外に出せるようになったのも前に乗り越えた時に体得したものだろう。

誰にも言えないこの悲しみを空洞をどう埋めたらいいのだろうか。詩にもならない僕の人生を誰か早く沈めてくれないか。それまではあなたと一緒にいよう。離れていて会えなくてもここにいるあなたと。

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自由律俳句

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