通院のおかげか薬のおかげか、最近は調子がいい。慢性的な頭痛と罪悪感が少なくなった。親に対する折り合いもつけられてきて一緒にいても苦しくない。

　一度でも"自己肯定感をあげるには？"的なことをネットか何かで調べた経験がある人にはわかると思うのだが　だいたいそこには「ありのままの自分を受け入れよう」と書いてある。そんなことできるなら困ってねえよ、と見るたびキレていた。が、ようやくその意味がわかってきた気がする。
つい最近まで何かしなきゃ、勉強しなきゃ、役に立つことをしなきゃ、無駄にしちゃダメだ、こんなにダメなんだから、早く社会復帰できるようにならなきゃ…と焦っていた　心ボロボロなのに世間体を気にしてバイトを探しては追い付かない心身に自己嫌悪していた。が、今は「まあ…別に今は何もしなくていいか……」と思えてきた。これはカウンセラーさんに不安を打ち明けたところ"""許し"""をもらえたためであるが。やはり人は誰からの許可を欲しているのかもしれない(哲学すな)

　こう考えると「ありのままの自分を受け入れる」ことが多少できるようになったと言える。でもまだ完全に良くなった訳じゃなくって。まだまだ"○○だからダメだ"みたいなことはいっぱいある。直ってきたのが"自分の社会的地位に対する負い目"だとしたら、まだ残っているのは"自分の見目"についてだった

だらしない体だからダメ、ダイエットしてないからダメ、筋トレしてないからダメ、筋肉がないからダメ、食事に気を使ってないからダメ、ジム行ってないからダメ、甘いものが好きだからダメ、チョコいっぱい食べてるからダメ、お肉好きだからダメ、顔に脂肪がついてるからダメ、歯科矯正してないからダメ、髪にツヤがないからダメ、整形してないからダメ、ダサいからダメ、ブスだからダメ、脱毛サロン行ってないからダメ、マツエクしてないからダメ、爪整えてないからダメ、頑張ってないからダメ、そんなお前に何かを楽しむ資格はない、劣っている……………………

……嫌になるほどある　探せば探すほどある　書いてるだけで嫌になってきた　なんかこういうのが無意識に、薄らぼんやりと漂っててさ　お前はダメだって意識が。こういう"ダメ"っていうのは"何かしたい"と思った時によく現れる。遊びに行こうとしても(恥ずかしくないの？)とか服が欲しいと思っても(似合わないよ)とか。そうやって何かしら理由をつけて自分の首を絞めている

別に誰かに面と向かって罵倒された訳じゃない　この歳になれば面と向かってからかう人間もそういないことはわかっている。昔はいろいろあったけど、直接的に外見のことをいじられたわけではない。相手が内心どう思うかは別として、攻撃されることはないってわかってるんだよ　でもなんか苦しいんだ

他人の言葉を聞いて勝手に「攻撃された」と思い込んでしまう。自他の境界がついてない？図星だからなのか？わからない。キラキラしたいわけでも素敵な恋人が欲しいわけでも優越感を感じたいわけでもない。多分。いや、そういう気持ちを感じないようにしていただけなのか？わからない。

そういうことがしたいわけじゃない　興味ないのか興味ないフリをしているのかは不明だけど　このままでいいならいさせてほしい　でもみんな"何か"してるように思える　「そうじゃない」自分がダメな気がしてくる　世界から許可が欲しいのかも　ただでさえ自己評価が低いのにみんながやっていることを自分がしていないなんて　他人より輝く、という+の要素を手に入れるためではなく　マイナスから0まで持っていきたい。私にとって自分磨きというのはそういうものでしかない

例えばだけど、相手が「私ダイエット中だからご飯いらない」と言ったとき。自分だけ食べることに引け目を感じる。なんで、とかどうして、とか。「あんたは食べれば？私はちゃんと気を使ってるけど」って言われているように感じてしまう。自分で書いてて病的だと思う。でもそう思ってしまう。他にもいろいろなことで「してない」自分が劣っているように思ってしまう。しなきゃいけないと思ってしまう。
今もさ　美容院に行きたいと思ってるんだけど。「こんなブスが何しても意味ない」とか「無駄」とか「そこに気を使う前に整形して元を整えたら？」とか　そういう風に思われるんじゃないだろうかって　バカみたいな話だ
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食べることはさ、私にとって数少ない娯楽の一つなんだよ　美味しいものを食べると確定で幸せになれるってわかってる。お手軽じゃんか　食べるだけで幸せになれるんだ　そういう図式がもう脳内で出来上がっているんだ　健康に気を使うのは未来の自分のためだとか自信だとか言われてもさあ　ピンとこないよ　そんなことより目の前の幸せの方が先だ。自分がギリギリ生きていられる理由を奪わないでくれ…………　おいしいものだけ　好きなものだけ好きなときに食べたいよな　もう不摂生でもなんでもいいよ

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　派手、というか　それなりに見目にこだわっている人、というか。オシャレな人というか。そういう人の近くにいると複雑な気持ちになった。違うんだよ、ただ単に美人に嫉妬している訳じゃない。今までこの時の気持ちが上手く言語化できなかったんだけど。
きっと羨ましかったんだよな　それを選んで纏えるほど自己肯定感があることに　似合うって自信があることに　その自己肯定感が生まれる程度の環境で生きられたということに　羨ましくてたまらない。就活のcmを見たときもそうだ。もうじき就活解禁されるからあっちゃこっちゃで就活cmが流れてるけどさ。いや～な気持ちになるんだよ。しんじまえって思う。きっと就活できるほど自己肯定感がある人たちが羨ましいから　この人たちなんで苦しくないんだろうって不思議に思う。就活にこぎ着けるほど学校に行けて、生活をこなせてて、自分をアピールできて………。

私がいろいろ制限つけて楽しめないことを　それを素直楽しんでる人が羨ましい　妬ましい　素直に楽しめる環境で育った人が羨ましい　多分そういうこと