見出し画像

ロシア語ネイティブから教わるボルシチの作り方

カザフスタン出身の友人は、料理が上手だ。

日本では、ボルシチとかピロシキとか有名だし、日本人は大好きだよ、と言うと、次の機会にピロシキを焼いて(揚げないほうがメジャーらしい)持ってきてくれたり、タッパーに入れた大量のボルシチを持ってきてくれたりしてくれた。

ボルシチは家庭の味で、それぞれの家庭がそれぞれのレシピを持っていて、何処の家でも、我が家が一番!と思っているそう。日本でいうと、お雑煮みたいな感じかな。

レシピを教えてよ~と言っていたら、折角だからほかの日本人の友達にも声を掛けて料理教室してもいいよ、とのありがたいお申し出。
料理上手な日本人友人が多いので、その中のひとりと一緒に習ってきた。

折角本場のレシピを習ったので、こちらでそのレシピをご紹介。

ボルシチ Борщ の作り方 

材料
骨付き牛肉: 600g以上(5L鍋用)
人参: 1 本
トマト: 4 個
じゃがいも: 5 個
ビーツ: 2 個
キャベツ: 1/4 個
豆(キドニービーンズなど) : 1-2 缶
ローリエの葉 : 数枚
パプリカパウダー (甘辛はお好みで)
スメタナ(Сметана)

  1. 事前に牛肉を少なくとも1.5時間以上茹でて、ブイヨンを作っておく。最初は強火、ひと煮立ちしたら、その後はとろ火で。

  2. 人参、トマト、ビーツ、じゃがいも、キャベツを細かく切る。

  3. フライパンに油を熱し、人参とトマトを炒める。

  4. ブイヨンの入った鍋に、ビーツの水煮を入れ、その後、じゃがいも、キャベツ、炒めた人参とトマトを入れる。好みで、缶詰の豆を入れてもよい。

  5. トマト缶、ローリエ、パプリカパウダー、塩コショウを入れ、煮立てる。

  6. テーブルで皿にスメタナを添える。

実技はこんな感じ。

画像1
人参を銀杏切りしていきます。
画像2
人参は炒めずに、直に鍋に入れてもいいの?と聞いたら、油で炒めたほうが栄養価の体内吸収率が高いんだよ!とのこと。なるほど。
画像3
骨付き牛肉から作られたブイヨン。良い香り!
画像5
ブイヨンから取り出した牛肉。凄い迫力!!
画像6
お肉も一口サイズに切り分けていきます。
骨と
肉に分かれました。大量!!
画像7
野菜の入った鍋に牛肉も入れて、コトコト煮ます。
画像8
途中で灰汁を取ります。
画像9
ローリエや豆なども入れて、ひたすら煮込みます。
画像10
スメタナを添えて、出来上がり。いただきます!

このレシピを教えてくれた友人が、玉葱や大蒜が嫌いなので入れなかったそう。私が作るときは、両方とも好きなので入れてしまっている。それに、5L鍋なんぞ持っていないので、これも適当に普段使っている鍋に合わせて、野菜の量を調整している。

また、私はビーツの水煮があまり好きではないので、生のビーツを買ってきて、アルミホイルで包んでオーブンで40分ほど焼いたものを使っている。土臭さが抜けて、水煮ほどぷよぷよしてないのが好きだ。

日本では、スメタナの代わりにサワークリームを使用しているようだけれど、スメタナの方が重い感じがする。

ボルシチ以外にも、ピロシキと、「毛皮を着たニシン」というサラダの作り方を教えてもらった。
機会があれば、こちらもレシピを書いてみようかな。

その前に、彼女に日本食のレシピを何か教えてあげなくては!食べ物が絡むと、異文化交流もさらに楽しくなってくる。

この記事が参加している募集

つくってみた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?