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デザインやアイデアで悩んだ時の簡単解決法!【その1】

締め切りが近いのにアイデアやデザインが全然まとまらない・・どうしよう・・
特に新人時代などは、自分のアイデアストックや対処法も確立されていないので刻々と時間は過ぎて行ってしまい何時間もかかって全然進んでなかったりしてとにかく焦りますよね。
しかも悩んでるだけで給料も発生しているので、なんかみんなに申し訳ない気持ちになったりして気まずかったり。。私もそうでした。


そこで自分なりに編み出したのが
3つの「はなす」という手法です。

「あっ、自分今迷ってるな」と思ったら
これを実践するだけで自分はほとんど悩みループから脱出出来ます。
考える仕事をしているのだからもう悩むのはしょうがない。
重要なのはどうやってそこから早く抜け出せるかです。


1.「離す」

まずやるのが「離す」。見てるポイントの高さや視点を強制的に高く、広く切り替えます。デザインだったらディテールの作り込みや細かなバランスではなくブランド全体のトンマナとの整合性や、商品コンセプトとの整合性の方にもう一度目を向けて考えます。物理的に画面から体を離してデザイン全体を俯瞰してみるだけでも結構良くないポイントが見えてきます。
 アイデアも同じで、コンセプトや顧客や市場動向、競合と照らし合わせてしてどうか?などディテールではなく全体に目を向けた上で総合的に判断を下します。「そんなに色々考えると逆にこんがらがる・・」という人は、「何が大事か?」「ここはどうあるべきか?」と考えるだけでも大分迷いは減ると思います。


2.「話す」

一人で悩むくらいなら、すぐに誰かに悩んでるポイントを話してみます。自分の場合は2〜3人に立ち話で意見を聞いてみます。素直に「こういうポイントで迷っているんだけどどう思う?」と聞いてしまいます。

1人目:案件のことを知っているデザイナーの人。
2人目:案件のことを知らない人(デザイナーじゃない人)。
3人目:その案件の決定権のある人。

デザイナーの意見と、受け手に近い人の意見を両方聞くことで
客観的な判断材料を集めます。
また人に話すうちに新しいアイデアが生まれたり、自分の思考も整理され
まとまりやすくなります。

ただしこの時、注意しなければならないのは「どうしたらいいかわかりません」みたいな答えを求める聞き方は絶対にNGです。最適解を考え、判断するのは他の誰でもなくあなたの仕事です。そこから逃げては行けません。

3.「放す」
最後はこれです。それでも解決しないアイデアやデザインはさっさと捨てて次の手を考えましょう。
悲しいかな「そもそもの原石が良くなければどう磨いても良くなりません。」
中には崖から落とされた子ライオンの様に這い上がってくる奴もいますが、
そういう原石はほっといてもふとした瞬間に登ってきます。
 またイチから考えるのは不安かもしれませんが、一度インプット→アウトプットしているので次を考えるのはそこまで難しくありません。特にデザインの場合は、うだうだ悩まず、思いついた表現を手当たり次第パターンで試してみて並べて比較するのが実は一番の近道だったりします。この検証をいかに手早くできるかがかなりデザインのスピードとクオリティに影響している様に思います。

【次のアイデアが出ない時は・・】
アイデアを見切ったはいいけど次の手が浮かばない・・。この解決策は至って簡単です。「追加でインプットする」です。そもそも「アイデアが出ない状態」=「掛け合わせる情報の不足」 でしかありません。インプットが足りていれば何かしらのアイデアは必ず出ます。
 なので、1時間なり2時間を1セットとして「インプット」→「アウトプット」をしてみましょう。

迷いへの自分なりの対処法を持つだけで、制作時の心の余裕がかなり違います。(特に緊急な時ほど!)自分なりの対処法をルーチン化しておくことをおすすめします。

デザイナー(グラフィックがメイン)。埼玉の自宅にて在宅ワーク中。釣りとスケートが好き。 デザインのことや、自分が大切にしたいことなどをまとめてます。 子供が出来てから、日々の時間の使い方や働きかたを日々模索中。