読書感想文 『リボルバー』 原田マハ


三日坊主にならないようにがんばろうと思ったのも束の間、
2回目の投稿は初投稿から1か月空いてしまった。
でも、最低でも1か月に一回は投稿しようという目標なので、良いとしよう。
 
ここでどんなことを書いていこうか考えていたのだが難しい。
記事を書いては消して、お題を変えての繰り返し。
 
読んだ本についてでも、書こうかしら…と思ったけど、
最近資格の勉強をしたり、ドラマみたりで、本に時間が割けない。
いや、単に時間の使い方が下手なだけなんだけどね…
 
 
言い訳の前置きはさておき、
ちょっと前に読んで気に入っている小説『リボルバー』について書きます。
 
 
『リボルバー』 原田マハ
 
原田マハの美術系小説は大好きで、文庫待ちしていた作品!
今回も夢のようなフィクションありがとう!というのが、率直な感想。
 
ざっくりあらすじとしましては、
主人公はゴッホとゴーギャンの関係性の研究をしながら、パリのオークション会社で働く女性。
彼女がオークション会社に持ち込まれたリボルバーの調査をしながら、誰にも語られていないゴッホとゴーギャンを探っていく。
そして、行きついた先には既に発表されている美術史を覆すような話が待っている。
 
原田マハはほんとにこんな史実だったら!と思わせる作品を書いてくれる。
そして、歴史においては人の行動や性格は語られるけど、その人の感情は語られない。
でも、小説だからこそ、個々人の心情も語られる部分もあって、その感情が分かりやすく人物をより身近に感じやすい。
つまり、作品でフューチャーされている作家により親近感がわくし、好きになり、絵を見たくなる。
 
 
ゴッホはわたしの大好きな画家の一人で、
関連書籍はいろいろ読んでいるし、彼の作品もたくさん見てきた。
5月にはオーヴェル=シュル=オワーズにお墓参りにも行ってきた。
それくらい、惹かれる人である。
が、しかし、正直なところ、ゴーギャンについてはざっくり知っている程度で、
ゴッホと同じくらい惹かれるかというとそうでもないのが事実。
 
でも、この作品を読んでゴーギャンにちょっと興味が沸いた。
近くにザ・奇人(=ゴッホ)がいることで、何よりも何者かになりたかったゴーギャンは嬉しくもあり、辛くもあったのではないか。と考えてしまう。
史実として残っている彼を辿ると共に、彼の絵も見たくなった。
 
誰もがそう望むからか、多くの美術館ではゴッホとゴーギャンの作品は隣り合わせもしくは同室内で展示されていることが多い。
そして、ゴッホの絵に負けない力強さをゴーギャンの絵からは感じ取れるが、
私はゴーギャンの絵に向き合うのが怖くてゆっくりじっくり見ることが出来ない。
でも、次にゴーギャンの絵と会えたら、ゆっくり向き合ってみようと思う。

話は変わるが、昨日ドリカムのライブに行ってきた。
初めて生で聴く吉田美和さんの声。幸せな時間だったな〜。


以上。

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