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息子があっさり公文式を辞めたとき〜別居経験がくれたメリット

子どもの公文式の取り組み方が私の望む形でないのは、〈問題〉なんかじゃない、という話の続編です。

中学受験を終え、自分から公文式に戻った息子は、小学校卒業までのラストスパートで無事、トロフィー(*) を獲得しました。
(*) 3学年以上先の学習を終えることが条件の賞

いま思えば、その時点で「辞める」という選択ができていたら、母子ともども "平和" だったのかもしれません。

それなのに、私ときたら、
・せっかく学んできた英語をすっかり忘れている様子
・中学から授業で始まるので、復習しておいたほうがいいのでは?
と考えてしまったんです。

この考えに、息子が同意していたのか、私が丸めこんでしまったのか……
覚えていないあたりが、怪しい ^^;

トロフィーを目指していたころとは違い、中学校に入ってからは、プリント学習が進まなくなっていました。

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そんな息子が中学2年生になった夏休み。

私はいろんな事情から、実家で暮らすようになっていました。

夏休みの終わりに公文の先生から連絡が入ります。

「教室に来なくなって1ヶ月以上になりますが、どうされました?」

え!?どういうこと???

なんと、「早く教室に行っておいでよ」と私がヤイヤイ言わないのをいいことに、息子は連絡もせず教室をお休みしていたのでした。

息子に「辞めたい」と言わせない空気を自分がつくってきたことを、これほど痛感したことはありません。

息子に状況を確認し、気持ちを聞き、公文式を退会することを決めました。

私があまりにあっさりしていて、もしかしたら息子はびっくりしていたかもしれません、笑。

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このとき私が、「続けてきたことを辞めるなんてもったいない」と思わずにすんだのは、別居を通じて、「息子には息子の人生がある」と実感できるようになっていたからです。

息子の気持ちを尊重できたおかげで、その後、息子との関係性がずいぶんと良くなりました。

子どもに逢えなくて辛いこともいっぱいあった別居生活でしたが、こんなふうに大きなメリットもありました。

私は私を生きていく。
大切なあなたと共に。

物理的な距離をおいたことで、私は気がつくことができました。

子どもを愛するあまり、子どもの人生に手や口を出して、かなりのストレスをかけていたってことに。

すべての出来事にプラスとマイナスが同時に同じだけある。

Dr.ジョン・F・ディマティーニ

辛いことがたくさんあったということは、同じだけ嬉しいこともあったということ。

それらを1つ1つ意識にあげて、感謝することを続けるうちに、「別居してよかったなあ」と思えるまでになりました。

そして、子どもたちにも辛い想いをさせましたが、そのぶん、子どもたちにも得られるものがたくさんあったと思えようにもなりました。

子どもたちが、健やかに、強く優しく精神性の高い人に成長してくれたことに、感謝しかありません。

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もしもあなたが、お子さんとの関係に、イライラやモヤモヤを感じていらっしゃるとしたら、距離をとってみるのがオススメです。

別居までしなくてもいいので、
「これは子どもの人生であって、私の人生ではない」
と思えるように、お子さんから離れた時間と場所を確保できると、ご自身が楽になれるように思います。

「どうしても子どものことが気になるー!」
という場合は、
「私は〈自分が本当に大切にしていること〉で忙しいのよ♪」
という状態にもっていくのもいいですね。

自分が本当に大切に思っていることってなんだろう?


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