【2023】資料作成代行サービスの料金相場・選び方・おすすめ業者一覧まとめ
本記事では資料作成代行サービスがどんなものか、どんなサービス(会社)があるのか、どのように選べば失敗しにくいかを紹介しています。
実際に、資料作成代行事業を3年以上運営し、1000件以上のお問い合わせを受けたなかでの筆者の経験も踏まえて解説しました。
資料作成代行サービスとは
資料作成代行サービスとは、主にPowerPointやKeynoteといったスライド形式の資料データについて、資料デザインを代行してもらうサービスです。
パワーポイントデザイン代行、スライドデザイン代行、資料デザイン代行……などで検索をすると業者を見つけられます。
依頼者が代行業者に原稿を提出し、デザインされたファイルが納品されます。
納品時期は入稿する資料の枚数により前後しますが、平均して1~2週間程度です。
お急ぎ対応する場合は料金が上がります。
原稿の内容まで代行をお願いする場合、伝えたい内容に齟齬(そご)が発生しやすいため、会議や確認の手間が増え、料金も高くなる傾向があります。
この場合、資料作成代行というよりは資料制作サービスや制作ディレクションといったサービスになります。
資料作成代行サービスの選び方
通常はデザインのみのブラッシュアップ
お問い合わせ、ご依頼いただく方の多くが以下の目的に当てはまります。なぜ、資料作成代行サービスを利用するのか目的を明確にしておくことで、どのようなサービスを選べばいいか判断できるようになります。
研修やイベントなど、多くの人前で使う資料なのでデザインを整えたい
会社紹介、製品紹介の資料なので信頼感をアップさせたい
会社での資料テンプレートとしても使っていきたいのでデザインがほしい
自社にデザイナーや、デザインが得意な社員がいない
自部署の予算消化のため、既存資料のブラッシュアップに使いたい
目的ごとに選び方をまとめると、
クオリティを高める目的: クオリティが高い業者(プロや法人)を検討
最低限の仕上がりが目的: 個人デザイナーへの委託を検討
予算消化が目的: 予算に応じて個人や法人を自由に選定すればOK
となり、以上の目的であれば「デザインのみのブラッシュアップ」で依頼しましょう。
文章や構成まで企画を依頼する場合
以下のような目的の場合は、デザインだけでなく、原稿の内容も含めてディレクションを依頼するのがおすすめです。
数百万円以上がかかった大事なコンペがあるため
特別なイベントや会場で使用する必要があるため
人々を感動させるなどの演出が必要になる場面で使用するため
ディレクションをお願いすると時間と費用がかさみます。
特別な理由がない限り、デザインのみの一般的な資料作成代行サービスを使うのがおすすめです。
資料作成代行サービスの料金相場
個人に資料デザインを依頼する場合
フリーランスや副業をしている個人に依頼する場合、スキルの高さによって料金相場が前後します。
coconala(ココナラ)の「資料・企画書の作成・サポート>PowerPoint」のサービス一覧から先頭10件から料金相場を調査(調査日:2023年8月1日)したところ、
1ページあたり2,820円〜4,900円が平均的な単価ということがわかりました。
1ページだけお願いすることは少なく、少なくとも10ページ程度は依頼することが多いため、1依頼あたり3万円〜5万円が個人の資料作成代行サービスの料金相場になります。
また、最低発注価格が数千円程度、最低ページ枚数が1枚〜5枚程度に設定されており、少額での依頼がしやすい特徴があります。
法人やプロに資料デザインを依頼する場合
法人(会社)やプロ(資料デザイン業で有名な個人)に依頼した場合、個人よりも高くなる傾向がありますが、品質面や信頼面では安心感があります。
法人やプロの資料作成代行サービスの料金相場を調査した結果、
1ページあたり9,250円〜13,929円が平均的な単価ということがわかりました。
こちらも10ページ程度の資料を依頼したと仮定すると、
1依頼あたり9万円〜14万円が法人やプロの資料作成代行サービスの料金相場となります。
また、法人やプロについては、最低発注価格が10万円に設定されているケースが複数ありました。ボリュームが多い資料についてデザインを依頼する必要があります。
ハイエンド向けのプランや、著名なプロへの依頼に関しては相場よりも高くなります。
資料作成代行サービスの業者一覧
法人やプロの資料作成代行サービスを紹介します。資料作成代行事業を行っていた身として、一定の品質以上のサービスを選びました。目的や予算に合わせて、選定と相談に役立ててください。
料金目安は20ページの原稿資料を入稿したと仮定して試算しています。
まずはクオリティを高める目的で選定したサービスを紹介します。
筆者がデザインクオリティが高いと判断した順で掲載しています。
1. KUROKO™ PPT
Webサイト: https://ppt.kuroko.me/
数ある資料作成代行サービスのなかでもトップクラスのデザインクオリティを誇ります。筆者の知人が運営していたこともあり、信頼できる業者です。
料金は高くなりますが、オプションで「コンサルティングサービス」も展開しているため、文章の内容までしっかり提案をもらいたい方は利用をおすすめします。
KUROKO™ PPT 参考情報
基本料金: セミオーダー=5万円 または フルカスタム=20万円
スライド単価: 1万円~3万円
オプション: コンサルティング費用=10万円
2. VIRTUAL PLANNER
Webサイト: https://www.virtual-planner.com/
1ページ1万円という平均的な価格帯ですが、デザインクオリティも高くコストパフォーマンスに優れた資料作成代行サービスです。ただし、最低発注価格は20万円からなので、20ページ以上の原稿資料で依頼する必要があります。
3. c-slide
Webサイト: https://cone-c-slide.com/
最低発注価格が10万円からなのでハードルが低く、デザインクオリティも比較的高めです。コストパフォーマンスが高く、予算をおさえつつデザインもこだわりたい場合におすすめのサービスです。
4. HELP YOU
Webサイト: https://help-you.me/service/ppt/
アウトソーシングサービスを展開する業者です。プランのなかにある資料作成代行サービスから依頼できます。資料デザイン以外にも業務外注を請け負っているため、他の業者に比べるとデザインに特化はしていませんが、スタンダードなクオリティであり、最低発注価格は15万円です。
次に、最低限の仕上がりが目的の方に向けた資料作成代行サービスを紹介します。デザインクオリティにこだわらず、費用をなるべく抑えたい方におすすめです。
5. Document PLUS
Webサイト: https://www.documentplus.jp/
業界ではかなりの低価格帯で資料作成代行サービスを提供している業者です。デザインクオリティを高めるというよりは、作業を外注する意味合いで利用するのにおすすめです。最低発注価格は明記されていませんが、非常に安く依頼できるのが特長です。
6. パワポデザイナー
Webサイト: https://www.ppt-designer.com/
7. coconala
Webサイト: https://coconala.com/categories/427
個人への発注プラットフォームである「ココナラ」から資料作成代行を依頼できます。相手が会社でないケースが多いので、信頼性の面では見極めが必要ですが、コストを大きく抑えることができます。悪質なデザインの模倣(いわゆるパクリ)などもあるのでデザイン確認には十分気をつけて利用してください。
MOCKSでも資料作成代行をご依頼できます
MOCKSでは資料作成代行や、デザインコンサルティング、資料デザイン研修をサポートしております。
SlideShareで累計700万回閲覧された『見やすい資料の作り方』や、累計12万部を売り上げた『一生使える見やすい資料のデザイン入門』の著者である森重が直接サポートさせていただきます。
個人1名での運営となるためお時間は要しますが、もしご興味がございましたらご相談フォームよりお問い合わせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?