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母親になると諦めなくちゃいけないの?


こんにちは。

今回のテーマは、「母親になって諦めることについて」です。

「諦めること」について書くのではなく、「諦めなくちゃいけないこと」って本当にあるのか、ということを書いていきたいと思います。


まず最初に、
ママになって飽きられたことってどれくらいありますか?

(これはなんでママ限定って思う方もいらっしゃると思うのですが、主に子供のお世話をする時間の比率の多い方に問いたいです。なので、パパの場合もあると思います。)

これを自分に問いかけたときに、おそらく皆さん多くのことを思いついたと思います。

例えば、
・一人でゆっくりカフェに行くこと
・美容院やマツエク、ネイルに行くこと
・朝まで寝ること
・熱々のラーメンを食べること
・映画館に行くこと
・夜遅い時間までの飲み会

などなど

私もたくさんあります。
でも、我が子の可愛さもあり、自ずと我慢できたり、
旦那や一時預かりなど、周りに頼って我慢していたことをやる時間を作ったりしています。


ただ、やっぱり諦めてしまうことの方が多い気がして、
育児という一人の命を1日中守っているのにも関わらず、自分のことの多くを諦めているっていうこの状況って当たり前のことなのだろうか?

と考えてしまう自分がいました。


先ほど挙げた例のような個人の趣味や嗜好に関しては、周りに頼って時間を作るという形で、多少お金がかかったりしますが、なんとか諦めずに達成することができるものが多いと思います。
(これができない方もいらっしゃるのも事実なので、全解決というわけではありませんが)


ただ、このようなことではなかなか解決できず、「諦めなくてはいけない」と感じてしまうものがあります。

それは、「仕事」です。


そのことについて今回は書いていきたいと思います。




復帰後の未来が見えなかった


「妊娠した」となった時の喜びと共に、私は「仕事どうしようか」という悩みに襲われました。

本来、子どもが生まれてくることはとてもめでたいことであり、本当に奇跡の連続であるにも関わらず、そんなことを思ってしまった自分が情けなくなり、落ち込んだ時期もありました。


皆さんも妊娠してから、仕事に対しての悩みや迷いみたいなものはありましたか?

多分、あって当然のことだと思います。


多くの企業は、産休も育休も取得させてくれるかと思います。
さらに復帰後に時短勤務や残業の免除、土日祝休みなどの配慮をとってくださるところが多いのではないでしょうか。

一方で、今までのキャリアに戻れない、キャリアアップができないといったような「マミートラック」に陥る方も多いのではないでしょうか。

「マミートラック」とは、昇進や昇格、または責任のある仕事を任されたいと望む女性が、出産や育児をきっかけとした時短勤務などを理由に、軽微な仕事や補佐的な業務しか任されなくなってしまう状態を指す言葉。仕事におけるキャリアを陸上競技の「トラック」になぞらえて、ママであることを理由に出世コースから外れたトラックを延々とまわり続けることを意味しています。

サンキュ!

妊娠以前にキャリアを積んでいた方やキャリアアップの階段を登っていた方であれば、尚更です。

そして、私もその一人でした。


このことについては、ある人は「人生設計をしておいて計算して妊娠したらいいじゃないか」「そんなこと言うなら子どもは産まなくていいじゃないか」といったようなことを言ってくる人たちもいます。

でも、子どもを妊娠するということはそう簡単ではなく、計算してそれ通りに子どもができたら苦労しないですし、現在の人口減少なんて起きていないと思いますし、子どもを産みたいという女性は社会では活躍してはいけないんですかって話じゃないですか?
(私は実際にこう言い返したことがあります。笑)


この「マミートラック」に乗るか乗らないかは、業種や仕事内容によっても違うと思います。時短などでもしっかりとキャリアを築ける企業もたくさんあると思います。

でも、そのような企業が全部ではないので、悩む方も多いと思います。


私は、外食産業という飲食店を経営運営する企業に属しています。
いわば、土日祝日の方が忙しい上にお昼よりも夜の時間帯の方が忙しいと言った現場です。(サービス業の方なら同感してくださるはず)

妊娠前までは、この企業で店舗の店長を務めてました。
会社のさまざまなミーティングに参加し、オープニングも任せていただけるようなそんなキャリアであり、休みの日も仕事するような仕事人間の生活を送っていました。

妊娠した時に最初に思ったことは、
「子どもがいたら夜は仕事できないし、そうなると私って働けるのかな?」でした。


結果として、平日の昼のみという形で仕事をすることになりましたが、時間が限定されてしまうので、もう店長やマネージャー職には、就くことができません。

これが「マミートラック」か!

と数週間、本当に悩みました。


そして、前職では何人もの先輩たちが妊娠を機に退職し、外食産業から離れていく姿を見てきました。

みんななんで辞めてしまうのか
社内で活躍していたのに勿体無いな

そんな気持ちで見送っていましたが、その先輩たちの気持ちが痛いほどわかる立場になりました。


きっと状況や業種は違えど、妊娠し、産休、育休後に本当に仕事ってできるのか、復帰してもやっていけるのだろうかといった悩みをお持ちの方もいらっしゃいますよね…



キャリアアップを諦める?転職する?


さて、私の場合は、悩んだ上でこの先この職に就いていてもいいのだろうかと考えていました。

私は、店長としてチームを作って店舗の運営、管理をする楽しさを知っており、その仕事が大好きでした。
もちろん、接客をしてお客様と触れている時間も好きですし、元々は接客がしたくて、この業界に入りました。

そして何より、飲食店、外食産業が大好きです。
この業界は私にとって天職なんではないかと思っているくらい好きです。

だからこそ、外食産業を離れたくもないです。
ただ、店長などを経験しているからこそ、ただのランチタイムの1人のコマとして働きたくないという思いもあり、葛藤しました。


このまま会社に残り、ランチタイムだけのキャリアアップがない道で割り切って働き続けるのか、それとも他の業種で時短や土日祝休みでもキャリアアップを狙えるような企業に転職するべきか、と1ヶ月くらい悩みました。


当時の私は、キャリアや役職が全てであり、誰よりもできる人間でありたいし、いつまでもキャリアアップし続けていたいという考えから、このような悩みになりました。


ただ、一方で母親であり、子どもの成長も見守りたいし、育児も蔑ろにしたくないといった思いもあり、どれを優先して考えるべきなのかがわかりませんでした。


結果として、本当に自分がやりたいことって何だっけというところから、今やらなくてはいけないこと、今しかできないこと、自分にしかできないことを絞り、その上で自分は何を大切にして生きていくべきかを考えました。


そして、私の答えは、働き続けることでした。



キャリアアップを諦めた?


結論から言うと、諦めていません

ただ、スピード感のあるキャリアアップは諦めました。
すぐに店長やその役職に戻りたいとかそういうことは諦めました。

妊娠する前は短期的にキャリアアップをするためにがむしゃらに働いてきました。

それを長期的な目標にしました。


前に挙げたように、自分にしかできないことや今しかできないことっていうのは「母親」でした。

子どもにとっての母親でいること、成長を見守り、育てていくことは、今でしかできないことであり、私にしかできません。
だからこそ、これが最優先事項だと判断しました。

だからといって、自分のキャリアを投げ捨ててキャリアアップを投げ捨てることもしたくなかったのが欲張りの私でした。
でも、そんな欲張りで負けず嫌いな私だからこそ、諦めずに先の将来にキャリアアップできるように、今は育児と両立しながら準備をする期間であると考えるようにしました。

そうすると、何だか少しだけ心が軽くなり、悩みも小さくなりました。

まだまだ悩むことや悔しいと感じる時もあるけど、それをバネにしていこうと思えるようになりました。



新たに生まれた目標


さらに、ずっと思っていたことへの挑戦をしようと思いました。

実は、外食産業の経営さえている方や活躍されている方の男女比は圧倒的に男性が多いのではないかとずっと思っていました。
もしくは、独身女性は活躍できるが、ママさんたちで第一線にいる方の割合って本当に少ないのではないかと思います。
(活躍されている方もいると思いますが)


外食産業って接客を有する仕事でアルバイトでは女性が多い飲食店も多いような業界なので、女性は十分に活躍できるはずであり、人材不足に陥っている業界だからこそ、ママさんってもっと活躍できるんじゃないのか!?って考えています。

でも、私は経営者でも何でもなく、雇っていただいている側なので、ママさんの雇用を増やすといったような裁量は持っていません。

だから、私ができることとしては、ママとして育児と仕事を両立しながら、「ママでも飲食店でもこんな働き方だってできる」「ママでも外食産業で活躍することができる」といった姿になることで、少しでも良い影響を及ぼすことができる存在になりたいです。


考え方の転換で諦めなくていいこともある


私の場合は、自分の考え方を少しずつ整理して、考え方や捉え方を変えていくことで、諦めないという選択ができたと思います。

きっとこれが正しい答えではないかもしれないですし、正しい乗り越え方ではないと思うますが、少なからずこんな人もいるんだ程度で読んでいただけたらと思います。


私が本当にこのことについて悩みに悩んで体調崩したり、病んだりしたので、少しでも同じようなことに悩んでいる方の何かになれたらと思って書きました。


さらになんか偉そうに言ってる部分もあると思いますが、未熟者でして文章力がなく、不快に思われる方がいたら、申し訳ございません。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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