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FF14の大躍進に迫る小さな影_集客と集客層

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2021年にP兼Dの吉田氏も予想していないほどのプレイヤー人口増加があった。その理由とその対応に対する弊害について、集客と集客層などのビジネス的目線も交えながら持論を展開する
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FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#01

FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#01

FF14ことFinal Fantasy XIVはスクエアエニックスが発売運営するオンラインMMORPGゲームである。FF14についての詳細な説明はwikiに任せるとして、オンラインMMORPGの中で月額課金制を採用している数少ないゲームである。

大コケしてしまった俗称FF14根性版から体制を見直し、新生FF14となってからは着実に売上を伸ばしてきた。拡張パッケージ発売有無による売上の波は当然発生

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FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#02

FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#02

タイトルの考えに至った経緯を示す前に、前提情報が必要になる。

発売初期に焦点をあてていた客層はどこかそもそもオンラインゲームは長く遊んでもらうことが重要なので、オフラインゲームのような客層の絞り方ではないのがとても興味深い。
FF14のコンセプトは、この記事が記載している通り「ファイナルファンタジーのテーマパーク」がコンセプトだった。

FF14ゲーム内ではFF3で登場したクリスタルタワーの物語

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FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#03

FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#03

#01で問題提起 、#02で現状把握を示してきた。年齢が30代よりも高い古参プレイヤーは「FFのテーマパーク」を十分理解しながら堪能できる。だが大躍進が起きた2021年頃のプレイヤー人口増加は「FFのテーマパーク」を十分堪能できない若い年齢層のプレイヤーである可能性があることを述べた。

ではなぜゲームコンセプトである「FFのテーマパーク」を十分堪能できない可能性を持つ低年齢層のプレイヤーを惹きつけ

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FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#04

FF14の大躍進に迫る小さな影 集客と集客層#04

さて前置きが#1,2,3と大幅に長くなってしまったが、そろそろ本題に入りたい。

今まではできる限り客観的な観点からFF14の大躍進が起きた理由を述べてきた。ここからは古株プレイヤーからのこれまでの実際に得た経験から主観たっぷりの見解でお届けする。

結論から述べると、小さな影とは30代〜40代の古株プレイヤーの、FFのテーマパークを楽しみたくてプレイしていた一部の人達にとって居心地が悪くなってい

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