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読書感想文 No.2「ことばの波止場」

ことばの波止場(和田誠/中央公論新社)

クマのプーさんやマザー・グースなどを筆頭に、昔からことば遊びは続けられてきた。

今でもラップは韻を踏んでいるし、日本の歌は五七五に収まりやすい。文化は心に染み付いている。

ことば遊びは言語や文化、リズムに密着しているものだから、英語の本を日本語に訳すのはとても難しい。

日本語は五七五のリズムや頭韻に合った言語だが、ヨーロッパ言語はリズムより脚韻を重視している。確かにそうだ。

筆者は勉強ではなく遊び中心で、ことば遊びをしてきたと書いてあったが、意味と韻を揃えた訳本をだしたり訳詞をしているんだから、すごいよね。遊び心や好きだという気持ちって大事だ。

小さい頃にクマのプーさんを読んだけれど、ことば遊びの面白さに気づかなかった私は、プーさんって変わったクマだな、としか思っていなかった。でも、もう一度読んでみようと思うきっかけになりました。

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