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ドイツのブンデスリーガ2部のチーム(DüsseldorferHC)にて活動する、中村航司選手

a2networkは、「Official Support Program」を通じて世界で活躍するアスリートをサポートしています。今回は、フィールドホッケー選手としてドイツのブンデスリーガ2部のチーム(DüsseldorferHC)にて活動する、中村航司選手を紹介します。


プロフィール

1993年11月7日生まれ。富山県出身。
7つ上の兄の影響で11歳からホッケーを始め、これまでに全日本優勝4回、 準優勝3回、U18日本代表を経験してきました。

パフォーマンスを上げる為、家業が古本屋である影響で触れる機会の多かった書籍から学びを得ながら、地道に試行錯誤を繰り返してきました。2013年に東京オリンピック2020の開催が決まり、一生に一度の挑戦と思い当時日本一の実業団チームへ入団しましたが、残念ながらオリンピックの夢は破れました。

その過程で、多くの人に支えられながら技術、精神力、肉体面のパフォーマンスについて学ぶだけでなく、競技の発展や普及についても考えるようになりました。そのためにビジネス、政治、歴史、経済など多くのことに関心を持つ中で、マイナー競技や地方の発展のためには、スポーツの可能性を最大限に発揮でき、かつ課題解決ができる環境を作るのが大切だと気づき、思い切って起業しました。

一般社団法人日本スポーツコミュニティ協会の代表理事を務めており、スポーツで心を「つなぐ」を理念にスポーツにおける課題解決に取り組んでおります。

ドイツでの挑戦

2022年8月21日にドイツへ渡り、一度もチームの練習に参加できないままデビュー戦を迎えました。練習に参加できていない不安と、チームに加入したばかりの自分が出場する後ろめたさを抱きましたが、コーチからの「自分らしくやってこい」の言葉に後押しされ、出場しました。結果、試合では得点を上げ、またアシストにも貢献でき、良いスタートを切ることができました。

所属しているチームでは、ほとんど英語でのコミュニケーションになりますが、コーチからの指導はドイツ語で行われることもあり、理解できない時には英語で詳細を再確認する等、時間がかかる部分もあります。それでも、いつでもホッケーに触れられる環境で専念することができています。 ホッケーの魅力はスピード感とスリリングな試合展開です。

サッカーに似ていますが、コートはサッカーコートより一回りほど小さく、短い時間で状況を判断し、プレーすることが要求されます。試合の中の細かな駆け引きにも注目して観て欲しいです。

ドイツでの生活

ドイツ生活を始めた当初は、食生活の違いで体を壊すこともありましたが、いまでは慣れてきてドイツならではの食事も楽しんでいます。

決められた休日がありますが、基本的には競技のことを考えて過ごしています。ホッケーの映像分析をする際にはスカイベリーを活用しています。
慣れない土地で、どこでも通信できる環境があることはドイツ生活において欠かせないアイテムになっています。

今後の目標

来季は2024年3月から後半シーズンのがプレシーズンがスタートします。
ブンデスリーガ1部でのプレーを目標として励んでいます。

また、競技環境の向上と日本との持続的な関係構築につなげるべく、日本関係者を巻き込んだ大規模な企画をデュッセルドルフで成功させたいと考えています。

「Official Support Program」の詳細はこちらの記事をご覧ください。






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