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ときめき

中学生の頃だったか

原田知世さんの
『時をかける少女』を観た事がある
ドキドキしながら、主人公になりきって見ていた。
当時の私は知世さんと同じショート。
雰囲気も似ていると言われていた。
だから、感情移入しやすかったのかもしれない。

高校受験のために志望校の学園祭に行った時の事。 

帰り道、母が
「通学路が時をかける少女の雰囲気に似てるね」言った。

あ!そうか、似てるかも。

主人公が家から学校に向かう山道がなんとなく似ていたのだ。

母は主人公と私に置き換えて想像してしまったようだった。

見事、合格を果たせたのは、縁が繋がったからかな…なんて。

この通学路、冬は悪路となり、大変だったんだけど、いい思い出。

時をかける少女は
後に「尾道三部作」と呼ばれるようになり、
尾道は今でいう『聖地』となった。

20代前半
夏休みを利用して、友人と尾道に行った
ロケ地をみたいというのは、確かにあった。
軽い気持ちで出かけて、後悔した。
暑い!暑すぎるのだ!
そして、人も多い!
それでも、ロケ地を眺めながら、
映画のワンシーンを思い出し、ニヤリとした。

数年前、たまたま、
原田知世さんの『時をかける少女』を見た。

……

大人になりすぎた私には
あの頃のドキドキがなくなってしまったようだ。

ただ、背中に感じる『何か』が
あの頃の私の存在を主張しているようだった。

もう一度、見てみようか?
尾道三部作。

あの頃とは違った
『何か』に出会えるかもしれない

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