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枠を外して考えてみる

考え方の枠(フレーム)が時に行動にも影響を及ぼします。子ども自身が自分の枠に閉じこもり、マイナスな感情になって挑戦をあきらめてしまうことだってあるでしょう。

枠から解放するスキル「リフレーミング」

フレームとは先入観のことです。
人はみな、自分なりの枠を持っています。特に子どもは先が見えないことに対する不安が強く、余計に枠を固めてしまうことがあります。
子どもを自縄自縛の状態から解放し、視点を変えるようにしてもらうのが「リフレーミング」です。

ものの見方が変われば、不安を乗り越え「やってみよう」という気持ちがわいてくるはずです。

実践例

➀緊張して、頭が真っ白になってしまった子。また失敗するかも、と思うと余計に緊張してしまいます。
➡上手くやりたい、成長したい、もっと良くなりたいと思っているから緊張するんだよね。向上心がある証拠だよ。

➁試験などで失敗してしまった子。とても落ち込んでいる。
➡いい経験だったと思うけどな。挑戦すらしない人もいるのに、自分の勉強をしっかりやり切って臨んだ結果だし、次は一度経験したあなたが誰よりも有利になると思うよ。

コーチが枠を変える

やれば必ずできる、とコーチ(親)が信じずに、子どもが前向きに取り組むのは難しいでしょう。
大人は経験値があることに自負があります。しかし、それはコーチ自身の枠に過ぎないのです。
過去の経験や思い込みに囚われず、子どもは子ども、と真摯に向き合う態度がリフレーミングのスキルを実践するうえで大前提となります。

まとめ

リフレーミングを実施する前に、コーチであるあなた自身がフレームに囚われていないか振返ってみてください。
無意識の思い込みのことを「バイアス」と言います。無意識であるからこそ、それがもやもやの素になっていることにすら気が付いていない人もいます。
例えば、「子育ては女性の仕事」というバイアスはありませんか?自分だけが大変な思いをしている、協力者がいない、キャリアアップをあきらめなければいけない、そう思うのは、フレームに囚われているからと言えませんか?
コーチングは子ども自身が自主的に動けるようにするためのサポートです。コーチ(親)が必死になって導いていくものではありません。

私は、あなたが子どもを見守るコーチとして、あなた自身が安心できる生活、場所を持っていることが大切だと思います。家事は少し手を抜いたって良い、丁寧さよりタイムパフォーマンス、私はそう思って日々をやりくりしています。あなたにもできます。

気持ちがスッキリした状態で行うコーチングはうまくいきます。子どもを信じ、たくさん質問やフォローをして、子ども自身が自分のことを考えられるようにしていく、そうすれば、あなたがとやかく言わなくとも、子どもは自分で考え自分で行動できるようになります。

子どもの枠を変えるには、コーチが自らの枠を変えることです。視点が変われば、見え方は変わります。決して決めつけずに、子どもの声を聴き、ともに前進していきましょう。


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