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ドイツ流落ち葉堆肥作りのキロク2

前回の続きでございます。

落ち葉をかき集め、芝刈り機で落ち葉を粉砕し、発酵促進ブースター資材と水を投入し、山型に盛ってからフリースを被せ、一週間後にかき混ぜる。

ここまでが前回の流れです。

2回目の以降の手入れ

2回目も1回目同様に、空気を良く混ぜ込むように攪拌します。
一度山を全部崩して、葉っぱが固まっているところをほぐし
山の外側の、まだあまり発酵が進んでいない葉っぱも良く混ぜ込む。
その際、水分チェックも忘れずに。
足りないようだったら、水を足して行きます。

そしてこの作業を、堆肥を作り始めた日から数えて5週間の間
週に1度行います。

我が家の進行具合
現在4週目を迎えた我が家の落ち葉堆肥。
フリースの表面に水滴。
順調に発熱している様子。

フリースは飛んだら嫌なので、瓦でおさえてます。

温度は61℃までに達していました。
深層部はもっと高いと思われます。

そしてこちら、山の真ん中ら辺の断面。

途中途中で、発酵が進んでいない層みたいなのが見られます。
こういう場合は水分を足します。

仕上がりは、こういう未発酵のところや、白っぽいカビの層などが
全く見えず、山全体が均一に同じ色同じ質感でまとまっている事。

そうなるまでに約5週間かかり、堆肥化のプロセスが終了すると
発熱は終了し、温度が下がり熟成期間に移行します。
熟成には4週間ほどかかりますが、その期間はこれまでのような攪拌作業は
必要ありません。

熟成期間中は山をふんわり盛り、冬の間も堆肥の内部が25℃ぐらいを
保てるようフリースで覆って寝かせてあげると良いそうです。

ここまでが、ドイツ流落ち葉堆肥の基本の作り方です。
ドイツ流と言うか、あのYoutuberのおじさんに倣っての作り方ですね。
一般的には金網などで枠を作り、落ち葉を刈り草や家庭から出た
野菜くずなどを入れて放置して、たまに攪拌するというやり方です。

我が家には家庭菜園の残渣と、野菜くずや落下果実からなる
大きいコンポストが2つありますが、そちらは1年間放置で温度管理などもしたことが無かったので、今回は堆肥化の様子を観察することが出来て
とても勉強になりました。

仕上がった堆肥は、育苗用の土としても使うことができ
あのおじさんは、12月に作りはじめ、2月中旬にはこの堆肥を
ふるいにかけて土状にして、種まきをしていました。
しかも、1年前に作った落ち葉堆肥、2年前に作った雑草残渣堆肥
何種類か成分の違う市販の育苗土にも同時に種まきし、どれが一番
良く育つかの実験もしていて、とても興味深かったです。

攪拌作業が一番大変ですが、冬の間の運動不足解消にも役立つし
一石二鳥ですね。

我が家は4週目に突入しましたが、どんな風に仕上がるのか楽しみです。