結婚した相手が異性ではなかった話4ー診断書が出た!

親と対決の記事の途中ではありますが、一番書きたい「母親のチラ裏オナニーノート」の話の前に少し飽きてきた(だって同じことの繰り返しーわかってもらおうと訴えても訴えても、何一つ理解がないーソレが毒親!)なので、Kくんのことを。

結婚して15年ほど経ち、適応障害と診断され、コロナ前後から女性の格好を始めたKくん。

適応障害というか、自身の性別に対する適応障害、つまり性同一性障害だったのをずっと隠していたわけです。
«妻»の立場としては
「どうすればいいんだ〜〜〜!?」と親の毒親っぷりと対決しながらの苦悩の数年となっていました。

その間にりゅうちぇるの家庭も同じだったことが発表され、世間ではりゅうちぇるがバッシングを受けてました。
うちとりゅうちぇるの家庭の違いは、Kくんは性同一性障害で、好きになるのは女性であり、子どもはいないこと、です。

わたしが子宮筋腫で手術をした後、医者から
「子どもは産める」とは言われて、看護師さんにも「子ども要らないの?なんで?」みたいな扱いを受け、Kくんに最終確認をしました。
そのときはっきりと、いる、ともいらない、とも言われなかったのでそのまま年月が過ぎたわけです。

子どもが欲しくなくて欲しくなくて仕方のなかったわたしのわがままに付合わせてしまった、と思っていました。

な~んだ、Kくんこそいらなくてよかったんじゃん(笑)

責任感のあるKくんのこと、自分の性に対しての違和感はありつつ、言い出せないまま「適応障害」と診断を受け、広まりつつあったLGBTという言葉にやっと「これだ!」と違和感の正体がわかったのでしょう。
子どもまでいたら、ますます言い出せないまま自分の違和感に蓋をして、自分を殺してしまっていたでしょう。りゅうちぇるのように。
なので離婚したけど一緒に住んで責任を果たそうとするりゅうちぇるのことを、わたしは悪く思うことはないし、相方のpecoも苦悩の末、りゅうちぇるの幸せを願っているんだな〜と思います。

そして何より自分の性別にも疑問が湧き出してきました。
わたしは、女の子に対しての好みがはっきりとあり、
好みはKくんとも同じなので「見てみて、あの子カワイイ♥」「ほんとだ、カワイイ♥」という会話も成り立ちます。が、男の方には、好みがありません。わたしを好きになってくれそうな人、自分の役に立ちそうな人が好きといえば好きです。
性的なことも好きではなく、何なら一人で妄想空想しながらのほうが、よっぽど気持ちがいい。

Kくんから「えこえこもやってみて」と言われた自分の性別に対するテストでは、何度やっても限りなく中性。どちらかと言うと男より。あらあら。

まぁ、わたしの場合は生まれたときからのKくんとは違って、後天的な要素が多分に含まれているとは思えます。
父親のような亭主関白、DVモラハラパワハラな人は、パートナーとしてありえなかった選択だし、そんな父親に共存して依存しないと生きていけない母親を、父親以上に軽蔑しています。
アダルトチルドレンはどうしても同じように問題を抱えている人をパートナーにしがち。
でも最終的に男とか女とか性別どうこうではなく、Kくんという«人»でよかった。

そんな感じで、わたしのKくんに対する苦悩は終了しました。

結婚してしまっているので、性別の変更は難しい。性別を変更したいならりゅうちぇるのところみたいに、形式離婚してもいいよとKくんにも伝えていますが、それはしたくない、と突っぱねます。
それならば、と母親の名前を変更する書類を整えた経験を活かして、名前だけでも変更しよう、と動き出しました。

その第一歩が、今回の診断書です。


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