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『水車小屋のネネ』と手術

検査⇒手術⇒入院⇒退院
これがこの二日間で起きたことです。まさにジェットコースター。その前後に私をほっとさせてくれたのが、津村記久子さんの『水車小屋のネネ』でした。この記事はその簡単な顛末を書いたものです。

※私はXでよくポストします。この日のこともポストしていましたので、それを繋いだような形になっています。

一昨日、私はかねてから気になっていたことを検査してもらうべく、総合病院に出かけました。これがその時、朝6時頃のX(ツイート)です。

診察に呼ばれるまで、検査と検査の間、そして検査結果の面談までは相当の待ち時間が予想されたので、この日のためにと用意しておいた『水車小屋のネネ』を持って病院に向かいました。
読書に飽きたら書きかけの小説を考えたり、SNSをしよう。そう思ってポメラとスマホのモバイルバッテリーも準備しました(これらがあれば一日くらいは余裕で時間を潰せるだろうと思ったのです)

病院までの電車でさっそく読み始めたのですが、これが思いのほか面白くて……

これは受付を済ませて、病院の待合室からのポストです。この時は「この後2人にどんなことが起こるのか、楽しみです」などと書いていますが、私は私自身にどんなことが起こるのか、まったく想像していませんでした。

それから数時間後のポストです。

この総合病院には、地元で人間ドックを受けた病院からの紹介状を携えてきました。その時の検査結果はもちろんDVDになっていたのですが、あらためて一通りの検査(採血・レントゲン・エコー・心電図)と、この病院でしてもらいたいと希望したマルチスライスCT検査をしてもらいました。
その合間、合間に私は『水車小屋のネネ』を読みふけります。

読むのが速い私はすでに半分ほどを夢中になって読んでいました。気がつくとすべての検査は終了して、私はようやくおにぎりとお茶にありつきました。朝から絶食していたのです。
食べ終わった頃に呼ばれると院長先生が面談するというのです。てっきり最初に診察を受けた医師から結果を聞くのだろうと思っていた私は、少なからず緊張し始めます。

院長との面談内容は差し障りがありそうなので、ここでは割愛しますが結論から言うと、この後すぐに手術します、だったのです。
検査結果が悪ければ手術という可能性もある、その場合は、いったん帰宅して家人と相談して、手術日を予約して、という流れかなというくらいの認識だった私は、手術、しかもこれからすぐに、今日は入院、という話にのけぞりました。

そこからはドラマのようなやり取りがあって、これも割愛しますが、気がついたときには手術台の上に……

手術が無事に成功してベッドに戻り、こんな落ち着いた感じの偉そうなことをポストしていますが、実際にはかなり疲れていたようで、『ネネ』の続きを読むどころかあっさりと病室で寝入ってしまいました。

翌朝、退院の時間を待ちながら、これだけは休みたくないと思って
毎朝の習慣、「そうだっけ日本語」の出題をしました。

「健やか」の読みを出題した気持ちがご理解いただけたら幸いです。

そして退院から一夜明けた今朝から、『ネネ』の続きを一息で読み通しました。
ここからは『ネネ』の読後の感想になります。

切り貼りのようになってしまいましたが、以上です。
これからちょうど本屋大賞の受賞作が発表ですね。

私は『水車小屋のネネ』が受賞してくれたら本当に嬉しい。
そう思っています。

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