Minari

元教員。毒親に育てられ、ありとあらゆる虐待を乗り越えてこれまで生きてきました。日々感じ…

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元教員。毒親に育てられ、ありとあらゆる虐待を乗り越えてこれまで生きてきました。日々感じたこと、ちょっとしたあれこれを投稿しています。

マガジン

  • 家族のこと

    毒親との日々

  • 休職中の過ごし方

    休職中に感じたこと、挑戦したこと、日々のあれこれ

  • 教師だった頃

    自分の教師経験談や教師という仕事に対して思うことをまとめています。

最近の記事

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初めまして

みなさん、初めましてMinariと言います。 公立学校で教員として勤務していましたが、7年目を迎えて これまでの激務に打ちのめされ休職中です。 日々感じたこと、仕事に関するあれこれ……などゆるーく書いていこうと思っています。 初めてのブログ投稿なので、広い心と優しい目で読んでくださると嬉しいです。 どうぞよろしくお願いいたします。

    • 教師から会社員へ

      今月から晴れて民間企業へ入社した。 まだ入社して2週間くらいだが、教師から転職を果たしてみて感じたことをまとめておきたい。 1.到達点が明確 教師の仕事においても年間を通した目的は学年で共有するが、具体的な到達点を数字などで明確に出すことは難しい。子どもの成長に対して数字で評価する困難さは常に課題となっていた。 一方、企業は業務成績がはっきりと出る。かけた時間(工数)に対してどれだけの成果が出たのかということが数字に出る。私にとっては自分の仕事に対する成果が目に見える形に

      • ぼちぼち

        2024年も1ヶ月過ぎようとしている。 「一年の計は元旦にあり」と言うけれど、私自身は計画を立てることがそんなに得意ではない。 毎日元気にぼちぼちと生きていこう、と思うようにしている。 今月は怒涛の1ヶ月だった。 あれよあれよという間に退職手続きと入社手続きが進み、同時に両親が持っていった私の資産回収に向けて動いていた。 はっきり言って毒親はいつもズルい。 第三者が入るとすぐに外面を意識し、「自分たちは善良な人間である」ということをあからさまに見せてくる。 一方で、私たち

        • 終わりなき毒親との戦い

          内容証明が親の元に届いた。 ただ、内容証明の文言が気に入らなかったらしく、訂正を要求しなおかつ再びの特定記録郵便での郵送と私自筆の委任状のコピーを要求してきた。 私は調停までもつれると予想していたが、弁護士が入っていることを察知した親は「いい人面」を崩したくなかったのだろうか、返還要求に応じてきたらしい。 親の外面の良さに吐き気すら覚えた。典型的な毒親であるということがこのことからも立証できる。 私は恐れていることがある。 それは、全てが一区切りついた時、毒親や弟妹たちが

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          6本
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          16本
        • 教師だった頃
          7本

        記事

          リセット

          2024年を迎えて半月ほど経った。 この半月の間に、世の中は大きく変わった。災害や事故は年末年始なんて関係ないということを改めて気付かされた。 私自身で言えば、退職手続きと入社手続きが着実に進んできている。 そして、毒親に対して内容証明も送る段階まできた。 休職した頃には想像できなかったことが次々と進んでいて、自分の気持ちに一区切りつけて新しい環境で生きていく決心がついた。 今まではリセットしたくても、リセットすることに対して恐怖を感じて躊躇っていた。いつも周りのことばか

          リセット

          今年の振り返り

          今年もあと3日となった。 退会が怖くて未だに入っている学年教員のグループLINEでは、学年主任が一言年末の挨拶をしていた。 私は、休職してから一度も学年教員のグループLINEに既読をつけていない。 読むと現場のことを思い出して精神的に辛くなるのと既読をつけることで学年の先生たちに復帰の希望を持たせてしまうことへの申し訳なさがあったからだ。 教員の待遇改善は早急にして欲しいと心から願っている。 さて、今年を振り返っていきたいと思う。 端的に言うなら激動の一年だった。そして来年

          今年の振り返り

          受けた傷はお金で癒えるのか

          これまで家族のことも折りに触れ書いてきた。 両親から受けた精神的、身体的、経済的虐待は、私の心に大きな傷を残した。 恐怖の記憶と共に心に刻まされた傷は、擦り傷や切り傷のように見せることはできない。今になって親が私に言ってきた言葉を録音しておけばよかったと思うことがあるが、当時はそんな知恵を働かせる余裕なんてなかった。 自分の身の安全が確保されただけで良かったと思うしかないと思い込んでいた。 でも、夫や義両親と出会い、その考えは自分が受けた傷を見なかったことにしていることと

          受けた傷はお金で癒えるのか

          断捨離

          休職し退職と転職が決まった今日この頃、年末も近づいてきたので断捨離を始めた。 実家を出るとき、ほぼ荷物を持っていかなかったため、色んなものを買い足していった結果、気づけば荷物が増えてしまっていた。 いちばん増えていたのが衣服。買わないようにしていたつもりでも気づけばTシャツや似たようなシルエットのワンピースが増えていた。 化粧品や日用品にも使わなくなったものが出てきていて一年間買い込みすぎた自分の行動を反省した。 シンプルな生活を心がけていたつもりだったけれど、欲しいもの

          教師からの転職活動③

          転職活動に一区切りついたので、これまでの転職活動を振り返っておきたい。 これまで転職活動についていくつか記事を書いてきた。 転職活動で学んだこと どんな働き方をしたいのか、自分なりの会社選びの基準をもつことが大切だと学んだ。私は、勤務内容や時間・休日の日数・通勤時間・福利厚生に着目して企業選びをした。 教師というキャリアは、同業種でなければ全くと言っていいほど意味を成さなかったのも勉強になった。それだけ教師という仕事は社会的に見て評価されていないというか、仕事内容が社会に

          教師からの転職活動③

          退職

          退職願を提出したところ、すんなりと受け入れられ年度途中での退職が決定した。 管理職からは何も言われることなく、なんなら信じられないくらいのスピードで退職手続きが進むことになった。 ここまであっさりしていることに私自身とても驚いている。 所詮は学校組織の小さな歯車で代わりなんていくらでもいるということを意識させられた。 約7年の教員人生は、自分を取り巻く環境に向き合い、客観視できた貴重な時間だった。 子どもの教育に携わりながら、自分の家族を顧みることができた。 そして両親の洗

          教師は天職?

          これは忘れもしない私の毒父が言った言葉だ。 実は続きがある。 「教師は天職だが、所詮公僕に過ぎない」 毒父らしい皮肉を込めた、私へ向けたある種の”呪い”とも取れる言葉だ。 教育という行為は、人間が社会の中でよりよく生きていくために必要不可欠なものだと思う。様々な学びを得ることが、自分自身もひいては社会の豊かさにつながるものであるからだ。 教育は、単に学校だけで行うものではないはずだ。家庭や地域社会でも教育を行うことはできる。しかし、実態は、家庭や地域社会で本来行うはずの内

          教師は天職?

          退職意思を固める

          年度末での退職を考えていたが、早々に辞めることにした。 休職期間は3月末まで残ってはいるけれど、ずるずると休んでいる意味を感じなくなってきた。退職をした方が転職活動もしやすいというのもある。 これまでのnoteにも書いてきたが、教師という仕事に未練はない。 もっと働きやすい環境だったら続けていたかもしれないが、教師を取り巻く環境は決して改善されておらず、今の職場も例外ではない。 教員免許の更新制度も廃止された今、教師という仕事は教員免許さえあればいつでもできる。今の地域で教

          退職意思を固める

          休職して半年

          休み始めた頃は夏の始まりだったのに、気づけば冬が来ていつの間にか年の瀬までも迫っている。 教師として働いていれば、夏休み過ぎたあたりから風のように12月まで来てしまうが、今年はいつもとは違った。 休職してからほとんど家から出られなくなったり、突然涙が止まらなくなったり、ベッドから起き上がれなくなったり・・・色々な身体の変化があった。 この半年間で、自分自身のこと、家族のこと、仕事のこと、これからのことをじっくり考えることができた。 教師という仕事に対して復職しようという気

          休職して半年

          教師からの転職活動②

          夏から少しずつ進めてきた転職活動。ここ数ヶ月で求人もちらほら手に入り、何回か面接を受ける機会もできた。転職した経験がないということで、履歴書審査を通過することもあれば、公立学校教師としての経験しかないという理由で通過しないこともあるのだ。 実は内定をもらったこともあるが、月給17万だった。教師のキャリアなんで教育関係以外の民間企業の世界では何の役にも立たないということを思い知らされた。 給料が全てではないが、物価高騰の昨今でやはりお金は大切であろう。 教師からの転職は簡単

          教師からの転職活動②

          11月の振り返り

          今日で11月も最後。 休職して5ヶ月が経過した。 「今頃、教え子たちは、この行事かな」「進路面談期間中だな」と思い、今こうして職場にいないことを申し訳なく思う日もあった。 申し訳ないと思っても「どうしてもあの職場に行けない」という気持ちが勝ることもあり、不甲斐ない自分が嫌になってベッドから出られない日もあった。 健康診断以外で初めて行った婦人科病院で、2時間近く待った結果、30秒たらずで終わった診察で一言「うーん、不妊症かもねー」に傷ついた。悔しかった。 自分の身体がいかに

          11月の振り返り

          毒親との戦いの準備

          自分の家族のことや両親のことについて今までも色々と書いてきた。 私は、精神的虐待・身体的虐待そして経済的虐待も受けてきた。 精神的虐待や身体的虐待は記憶はあっても記録がないため何もできなかった。 でも経済的虐待については口座の入出金履歴から具体的な金額を割り出して調停などの法的措置に持ち込めることを知って、少しずつ準備をしている。 私の実家は決してお金がないわけではなかったが、親が子供を洗脳し虐待することは間違っている。まして社会人なった子供のお金までを搾取するのはおかし

          毒親との戦いの準備