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アーティゾン美術館(京橋)を巡る

 アーティゾン美術館@京橋。

 年間パスポートも入手し、たびたび訪れている。



冊子をガイドに、館内をめぐる

 こんなすてきな冊子が配布されていた。

 この冊子を参考にしつつ、館内を巡ってみる。

施設概要
アーティゾン美術館は旧ブリヂストン美術館のDNAを受け継ぎ、都心にある中で親しみやすい美術館施設を目指しました。新しい美術館は母体となる「ミュージアムタワー京橋」の低層階(1F~6F)となり、展示室(4F~6F)の総面積を旧来のおよそ2倍の約2,100㎡に増床し、エントランスロビーなどの共有スペースを含め大幅に拡張しています。( 延べ面積: 6,715㎡ )
アーティゾン美術館は都市型の美術館として縦に層を重ねる6階建ての構成で、大きく下3階部分(1F~3F)をフリーゾーン、また上3階部分(4F~6F)を展示室ゾーンに分けています。

建築・デザインについて

大階段

 入口を入ると、こんな大階段に迎えられる。

 このテラゾ(人工大理石)の床の白い線は、地平線をイメージしているという。

 階段の横には、エスカレーターも。

 階段の横はカフェで、上はショップだ。ミュージアムグッズは、比較的安価でおしゃれなものが多い。

コイン不要の無料ロッカー

 コインリターン式ですらない、無料ロッカー。

 エスカレーターで3階のメインロビーに行き、まずはエレベーターで6階展示室に誘導される。

 鑑賞しながら、エレベーターで階下に降りていく動線だ。もちろん、エスカレーターで上階に戻ることも可能。

 吹き抜けからは、このように3階のメインロビーが望める。

6階展示室

 エレベーターの正面に、企画展の入口。

 このロビーも非常に広くて、向かって左側にはガラスの長椅子と、田中新太郎の立体作品が展示。

倉俣史朗デザインの椅子

デザインコレクション
アーティゾン美術館には他では見られないデザインコレクションがあります。そのひとつは日本のインテリアデザインを牽引した倉俣史朗(1934〜1991)による家具の展示。6階展示室入口のロビーに誰もが座れるように設置しています。

同上

真鍮の壁面パネル(3F~6F)と間接照明
3F~6Fの壁面パネルには、バイブレーション研磨した無垢の真鍮カットパネルを採用し、温かみのある柔らかな金色の輝きを醸し出しました。内装の特徴的な仕上として各階とエレベーター内部などに使用しています。さらに内装の決め手となる照明には、壁面間接照明を採用し、柔らかい光のグラデーションで壁面を照らして立体感と奥行き感、そして空間の連続性を強調しています。

同上

休憩スペース

 各階の展示室の外には、陽光が明るく射し込む。

 情報量が非常に多い美術館なので、屋外でたたずむような気分で、ぼーっと彫刻を鑑賞するのも、必要な時間のように思える。

 休憩スペースの多さも特徴だろう。


デジタルコレクションウォール

 壁には、収蔵作品が一覧となった、デジタルコレクションウォール。

インフォルーム

 吹き抜けのインフォルームでは、

 アート関連の書籍の閲覧、パソコンによる情報収集ができる。

無料配布資料

 資料といえば、そのクオリティの高さ。無料でいいの?と思いつつ、毎回、楽しみにしている。


石橋正三郎氏の胸像

 前身のブリヂストン美術館を作った石橋正三郎氏。心から感謝を。

日没後は

 閉館18時と比較的早めに閉館してしまうのだけれど、日没後の雰囲気もドラマティック。


収蔵作品については、改めて

 コレクション展にも、見どころは多々あるのだけれど、

 長くなってきたので、今回はこのあたりで。

 天井が高い広々としたい空間。「この絵の前で佇みたい」という心の声を聞かれたかのように、ちょうどいい場所に設置されている、座り心地のいい椅子。

 また訪れる。時間がたっぷりあるときに。



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