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インボイス反対!消費税に益税も無ければ、預かり税でもありません!

このままでは10月にインボイス制度が導入されてしまいます!これを強行したら日本経済は崩壊します!恐らく大企業でもインボイスの影響で下請け、孫請けが廃業し、部品が入らない、サービスを受けられないといった事態が発生すると思います。それによって、モノやサービスが不足することで物価高にますます拍車が掛かると予想します。
そんな問題だらけのインボイス制度ですが、巷では

インボイスに反対する免税事業者は「益税を受けている」や「預かり金だから払え」という珍説や暴論が蔓延っています!

特に有名人などのそれなりに影響力のある人達から
こういった論説が出て来ています。はっきり言いますが、そのような事を言う人達は…

意図的で無ければ、己が無知であるのを曝け出しています!

消費税に…

益税なるモノは存在しません!そして、預かり金でもありません!

消費税の仕組みについてですが、多くの人は下記のイメージを持っていると考えます。
例えばパン屋がパン1個100円で売ってたとします。ここに10%掛かって110円で消費者が買い、その10%分…ここでは10円ですね。この10円は別枠に置いておいて後日納税する…多分こんなイメージだと思います。この認識であると、免税事業者はこの10円ネコババしていると感じてしまいますが、実はこのイメージ…

間違っています!実際は免税事業者と言われる方々も消費税は払っています!

というのも上記のイメージは「パン屋と消費者」という、2者の関係性しかありませんが、パン屋がパンを売るには…

原材料等を仕入れねばなりません!

消費税の正しい仕組みはこうです!
例えばパンの原材料が80円だったとします。そこに10%の消費税が掛かって88円でパン屋に売ったとします。そしてパン屋その原材料を元にパンを作り売値100円に10%を足した110円で売ります。そして納める消費税額は売った時の10円と仕入れ時に仕入れ業者に払った8円を差し引いた2円を納めるという形になります。これが正しい仕組みになります。そして、免税事業者が免税されている部分は…

この差し引かれた2円になります!

つまり免税事業者も仕入れ段階で…

消費税を支払っている!

という事になります。これは我々消費者が店で買い物する時に消費税を支払っているのと同じになります。このように実際の仕組みを見ていると…

益税も無ければ預かり金でも無い事が分かります!

それでも「その2円分を懐に入れている!」というかもしれませんが、そもそも免税事業者の基準は…

売上1000万円以下の事業者です!

年収では無く売上です!大事なので繰り返します!

売上です!

つまり、粗利益自体はどんなに原価が低くても1000万円未満になります。なので、元々大きな金額では無いのです。さらに売上1000万円規模の事業者は必ずしも…

消費税分を価格に転嫁出来ているとは限らない! 

のです。というのも先ほどの例では、税込88円の原価のパンに税込110円で売っていましたが、あくまで仕組み説明のための価格設定です。実態としてはこの規模の事業者は納められるだけの価格設定が出来ておらず、消費税分を事業者が飲んでいる場合が多いです。そして、消費税はどこに掛かるかと言えば…

売上に掛かってきます!

上記の説明で分かると思いますが、利益に掛かっていません。例え免税されていても原材料を仕入れる段階で支払っています。つまりです…

利益が無くても払う必要が出てきます!

これは非常に辛いです。それと同時に弱い立場の人ほど、影響が大きいです。ちゃんと分けておけ!みたいに簡単に言う人がいますが、事業というのはえてしてお金が出て行きます。それは弱い立場であればあるほどそうです。なので、免税されて助かっていた人達がインボイスが導入される事で…

追い込まれて倒産、廃業が相次ぐのはほぼ確実です!

そして、これは回り回って直接関係ない人にも影響が出ます。私の予想ですが、このまま進めば…

中小零細個人の倒産、廃業が相次ぐ事でモノやサービスが生産出来なくなり結果的に…

金があってもモノやサービスが手に入らないという本当の意味でのハイパーインフレ、財政破綻が起こる!

と考えます!だからこそ…

インボイス導入に反対します!!

以上になります。最後まで読んで頂きありがとうございます。

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