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舌ではなく、脳が美味しさを覚える味。

"あの時の、あの味"


「はじまりは、昭和手芸専門店の大衆食堂」

老若男女の人で賑わう、駅前食堂。
それがキッチンABCのルーツです。

キッチンABCのルーツの駅前食堂

かつて、池袋の駅前にあった手芸専門店の食堂が時代の流れで閉店する事になり、解散後の昭和44年('69年)にキッチンABCができました。

「こっちも焼肉定食ね〜!」
当時の食堂は、お昼時ともなると店内は満席で活気溢れる声が響き渡っていたそうです。

老若男女で賑わう活気ある店内

そんな、幅広い客層の人々から愛された食堂の変わらぬ味と想いを引き継いだ一皿を。

「変わらぬ、あの味」


焼肉定食やジャンボ焼き・オリエンタルライスなど数々のメニューの味を決めるのは、食堂時代から受け継ぐ特製秘伝のたれ。
砂糖、醤油、味噌をベースにお子様からお年寄りまで老若男女だれもの「美味しい」が一致する絶妙なバランスのたれは、食堂時代から脈々と改良されて現代にいたっています。

舌ではなく、脳が美味しさを覚えるあたたかい一皿。

キッチンABCの真髄は、世代を超えた幅広い年代の方々に「美味しい」と笑顔溢れるあたたかいひと時を過ごしていただける「一皿」を提供できるか。

そこにあります。

あの少年に、故郷のチキン南蛮を届けたい

食堂から形を変えて、今なお引き継がれる真髄。
現在、キッチンABCのスタッフ一推し人気商品である「チキン南蛮」もその真髄を体現しています。

チキン南蛮タルタル定食 ライス・味噌汁付 ¥850(税込)

チキン南蛮の甘酢タレ。
これは、当時試行錯誤を重ね、甘酢タレの開発に昼夜励んでいたABCシェフがチキン南蛮の本場 宮崎出身のある漫画家さんのマンガをヒントに、完成しました。

大学進学のために故郷の宮崎県を離れた大学生が、チキン南蛮の味を求めるも思い出の「あの味」に辿り着けず、故郷のチキン南蛮を泣きながら熱望するシーン。

大好きなこのマンガの少年に「故郷のあの味」のチキン南蛮を届け、笑って欲しい。
この少年が幼い頃から親しんできた、思い出と共に、脳に刻まれてきた味は何か。

舌ではなく、脳が覚えるあたたかい一皿


『うまいの語源は「甘い」だということ』
その少年の、この一言が大きなヒントとなり、特製秘伝のたれをベースに「甘い」を中心に味のバランスを整えていき、チキン南蛮の甘酢タレが完成しました。

結果、宮崎出身の方々から「故郷のあの味だ」とお墨付きを頂け、今やキッチンABCの看板商品となりました。

舌ではなく、脳がおいしさを覚える味。
そして、「味」が思い出の情景を呼び起こす、あたたかい一皿。

この一皿を提供する。

今はなき、昭和の駅前食堂。
活気溢れる店内の、あの光景を目に焼き付け、みなで引き継いできたからこそ変わらない真髄。

時代の変化とともに、進化を続けながらも、変わりゆく世の中だからこそ真髄は決して変えずにぶれない。

そんな、キッチンABCであり続けたいです。

全4店舗の中でオープン年が最も古い、キッチンABC南大塚店





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