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「あびら教育プランとわたし」Vol.14〜"思い”を大切にした安平町での日々〜


あびら教育プラン」に何かしらの形で関わってくれた方々の想いを聞く連載企画、「あびら教育プランとわたし」。
11月から約1ヶ月「地域おこしインターン生」として「あびら教育プラン」に関わってくれた、”こめちゃん”こと中嶋浩子さんに、インタビューを行いました!

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自己紹介をお願いします。

こんにちは!愛知県から来ました、中嶋浩子です。社会人として勤務した後、安平町のあびら教育プランに興味を持ち、1ヶ月間こちらでお世話になりました。好きなことは温泉に浸かること、いろんな場所に出かけること、本を読むこと、ぼ〜っとする時間を作ることです♪
冬の北海道で生活するのは初めてだったので、どきどきでした。

今回のインターンに参加したきっかけを教えてください。

日々を忙しく過ごす中で、自分の経験ってなんて少ないんだろうと思ったことが最初のきっかけです。同じ場所や同じ人たちと、同じ時間を過ごすだけじゃなくて、もっと色々な場所や人と出会って感動できたら最高なのに!ということで、仕事を辞めて放浪を開始しました。
その中で出会ったのがこのあびら教育プランです。前職の経験もあり、子どもたちと関わることが好きだったので、元々行きたかった北海道と掛け合わせ、地域おこし協力隊×北海道×教育で検索し、ど真ん中だったのがここでした。

主にどのような活動をしましたか?

あびら教育プランの伴走とENTRANCE4周年(コミュニティスペース)の窓ガラスアートの作成を行いました。
あびら教育プランの伴走では、遊育のぷれいばやあびらぼ、ワクワク研究所などで子どもたちと一緒に考えを巡らせながら、楽しさや達成感を追いかけました。
特にワクワク研究所は自分のやりたいことを形にするにはどうすればいいかと真剣に考える姿が印象的でした。その姿を見たことにより、自分も自分のやりたいことを形にしたいという気持ちに火がつき、ENTRANCE4周年記念イベントでの窓ガラスアートを提案し、担当させていただくことになりました。
もともと表現活動が好きで、絵を描いたり、絵本の読み聞かせをしたりしていましたが、大きな場所に描くことや人を巻き込んだ活動は初めてでした。ENTRANCEに関わってきた人たちの話を聞いて周り、そこから感じた「思い出と未来への願い」を共存させたデザイン案を考えました。


ENTRANCEのイベントにて、窓ガラスアートを担当してくれました!

子どもたちの思いに向き合った結果、自分も挑戦してみようと火がついたんですね!この1ヶ月活動してみてどうでしたか?

来たばかりの時は、初めてのことが多く、自分はどのように関われば良いのだろうか戸惑ったところもありました。子どもと一緒に遊んだり、与えられた課題に対し一緒に考えたり、とにかく子どもと同じ目線になって考えたり、後少しで何かに気づきそう!というタイミングで疑問を問いかけてみたり…。教えるという感覚より、やりたいことを形にするために一緒に走る感覚が素敵だなと感じていました。
窓ガラスアートに至っては試練の連続だったように思います。イベントがあと10日後に迫っている中での活動開始だったので、思いついたことはすぐに行動に起こさないと間に合わない!という状況でした。それでも、人の思いを形にしたあったかい作品を作りたいと心に決めていたので、20名を超える方から話を聞き、デザイン案はなんとか完成しました。しかし、窓ガラスという特殊なキャンバスだったので、普通とは違った問題が起こりました。北海道の寒い気候と薪ストーブのついた温かい部屋の寒暖差により窓ガラスはびしょびしょに…笑。前日に3時間かけて描いた絵はゆっくりと流れ落ちていきました。そこで、このことについてワクワク研究所で助けを求めたところ、子どもたちは一生懸命解決策を考えてくれました。普段から自分や友達のやりたいことを応援し合っているからこそできるその姿勢にとても感動したのを覚えています。なんとか形になって、イベント当日も大人子ども関係なく、多くの人が参加してくれたので、本当に挑戦してよかったなと思っています。


今回のインターンを通して得たものや気づきなどあれば教えてください。

今まではただがむしゃらに行動することをやってきましたが、今回は「思い」をもって行動したことが、自分にとっての素敵な経験になったかなと思います。自分一人で物事を成功させようとすると、壁に当たった時どうしていいかわからなくなって動きが止まります。ここに来て、自分が求めていることはなんなのか、最高のゴールは何なのかを思い描き、人にその思いを伝えて頼ることで、そこまでの具体的な道筋が見えてくるようになりました。タスクをこなす力は必要だけど、まずは自分の思いを丁寧に伝えることが、自分のやりたいを形にする第1歩なのかなと感じます。
そして安平町に来て感じたことは、「なんだかみんなフレンドリー」です。メンバーの方はもちろん、町民、子どもたち、なんだかみんな自然体で話せます。外から人が来ることにも慣れている方が多く、短い期間の滞在でしたが、とても温かい気持ちになりました。地域の方とこんな交流をするのも初めてで、人との温かな交流も、ここで得られたものの一つかなと思います。


こめちゃんが制作した窓ガラスアートはこちら!

今回の経験をどう活かしていきたいですか?

今回のインターンを通して、地域の特性を考えた社会教育の在り方が、安平町にはこんなに根付いていることに感銘を受けました。ここに飛び込んできてよかったなと思っています。これからも色々な場所で多くの人に出会う活動を続けていきたいと思います。
自分のやりたいことの中に、大きな壁に子どもたちと一緒に絵を描くというのがありますので、描いてもいい大きな壁があったら教えてください!
ありがとうございました!!!

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こめちゃん、ありがとうございました!
窓ガラスアートは、想像できないアクシデントがたくさん起こりましたが、最後まで周囲を頼り、やり切る意思を持って行動していた姿が印象的でした^^

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