ABJU合同会社 Asaoka

ABJU合同会社代表の浅岡です。フィリピンのミンダナオ島のハーブの研究をしています。日…

ABJU合同会社 Asaoka

ABJU合同会社代表の浅岡です。フィリピンのミンダナオ島のハーブの研究をしています。日本人で唯一のトンカッタアリ・ダトゥー(族長)になりました。フィリピンでの体験談やABJU合同会社の話を載せてます。

最近の記事

リゾートとその周辺 #フィリピン冒険談 その5

この建物の屋根は、シキホール島に自生している草を刈り取って、それを結わいて、竹で下地を組んだ後、縄で縛りつけて作っています。30年もちます。フィリピンのビサヤ地方の伝統的な屋根の葺き方です。日本の茅葺屋根に近いもので、夏は涼しく、雨が降っても音がしません。 これはテラスです。真ん中にバスタブがあり、風呂に入ってゆっくり景色を眺められます。椅子の向かっている方向は南です。晴れた日は、遠くにミンダナオ島が見えます。この下に、ジップラインを作りました。シキホール島最初のジップ

    • トンカットアリ #フィリピン冒険談 その4

       マレーシアでは、トンカットアリはマラリアの薬として使われています。血行が良くなり、老人の腰が伸びる、更年期障害に効くなどといった効果で知られています。中国でも漢方薬として使われています。私はこのトンカッタアリをほかのハーブと混ぜ合わせることで精力剤を作りました。この精力剤のすごいところは、1錠飲むと1週間は効果が続くことです。すでに飲んだ人でも70歳までは皆効果が出て、80歳の人は1人だけ、2錠飲むようでしたが効果はばっちりです。 トンカットアリは薬効成分が根っこに集

      • 地下から湧き出るミネラルウォーターをひく #フィリピン冒険談 その3

        開発中のリゾート地は山の上にあり、水道が通ってなく、街で水を買って運んでくるようでした。しかし、リゾート地の隣には天然水がわく洞窟がありました。 洞窟の持ち主は代々、マリアという街に住む名家人で、84歳のおばあさんです。旦那さんは婿入りした87歳の方でした。この人と仲良くなり、洞窟を譲ってもらい、そこからリゾートへ水をひく計画です。 これが完成した貯水タンクです。ヘキサゴンタンクと言います。この中の水が減ると、自動で地下からまた水をくみ上げます。このタンクができたこと

        • ハーブと蛍の島・シキホール島にリゾート建設 #フィリピン冒険談 その2

           フィリピンはスペイン人に征服された歴史があります。シキホール島は最後に発見された島で、スペイン人が見つけた時、あまりにも蛍がたくさんいて、島が燃えているのと勘違いしたという逸話が残っています。蛍が木々に留まる光景は、まるでその木が燃えているように見えたのでしょう。  今でもたくさんの蛍が島にはいます。私は今、数の減ってきた蛍の復活に、シキホール島で取り組んでいます。 私は地下84メートル、長さ300メートルの自然の地下洞窟を買い取りました。そこは、ブラックマジックの

        リゾートとその周辺 #フィリピン冒険談 その5

          ダトゥーになった日 #フィリピン冒険談 その1

           皆さんが聞きなれないであろう、「ダトゥー」という言葉。これはフィリピン語で「部族長」といった意味です。私は日本人で初めて、このダトゥーになりました。 2017年7月7日のことです。43kgの豚の丸焼きを1頭、儀式の会場に集まった人たちに振舞うために用意します。もちろん生きた豚を買ってきて、その場でしめてレチョン・バブイ(丸焼き・豚)にします。専門家を雇って、皮がパリパリになるように焼いてもらいます。会場の周りに住んでいる人たちがこれを食べに集まってくれました。 洗礼式を

          ダトゥーになった日 #フィリピン冒険談 その1

          自己紹介

          ABJU合同会社の浅岡です。 昭和29年生まれ、西暦でいえば1954年です。60年以上にわたって、これまで色々な仕事をしてきました。ハワイに牧場を持ったり、フィリピンでリゾートを作りながらハーブの研究をして、気づけば日本人で唯一のダトゥー(族長)になったりと、他の人では中々できない体験をしてきました。 その中から皆さんに楽しんでもらえそうな体験を選んで、noteに掲載していこうと思っています。突拍子もない話も多いかと思いますが、面白おかしく読んでいただければ何よりです