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70年代、流行った洋楽。22(終)

当時、FM放送の開局を追うようにはじまった『ポップス・ベスト10』などの番組で毎日のように聴いていた洋楽。自然とおぼえて口ずさんだりしていました。今、あらためてYou Tubeで聴くと思い出がよみがえるだけではなく、半世紀も前の曲とは思えない新鮮さと輝きにおどろきます。

70年代にはこんなことがありました。


ハート・オブ・ゴールド(孤独の旅路)/ニール・ヤング
Heart of Gold/Neil Young(1972年)

 2009年の別の映像を観ると声も容貌も、年齢を重ねてなお老いを感じさせません。制作から50年を数えてなお、曲も新しいのです。自身のギターとハーモニカの伴奏で、ニール・ヤングのこの曲の世界が広がっていきます。
 派手な曲でもないのですが不思議と心の片隅に残っていて忘れることがない、そんな曲です。

『ハーヴェスト』(Harvest)は、ニール・ヤングの4作目となるソロ・アルバムである。……10曲中7曲はカントリーの聖地であるナッシュビルで録音され、全体的にカントリー調に仕上げられている。本アルバムと収録曲の「孤独の旅路(英語版)」は全米No.1に輝いた。「ローリングストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500」において第72位。

ウィキペディア


ハイウェイ・スター/ディープ・パープル
Highway Star/Deep Purple(1971年)

 日本を代表する弦楽アンサンブル「石田組」のコンサートに行くと、クラシック曲と並んでディープ・パープルの曲がよく演奏されます。
 コード進行が独特で、それはクラシックから学んだということを聞いていましたが、詳しくは下記のとおりです。
 この映像はいいですね!プロ・ジェクト社のシンプルなベルトドライブ式アナログプレーヤーでLPレコードを演奏しています。

「スモーク・オン・ザ・ウォーター」「紫の炎」「ブラック・ナイト」などと並ぶ、ディープ・パープルの代表曲となり、ライヴではオープニング・ナンバーに、第三期にはアンコールでよく披露された。……リッチー・ブラックモアとジョン・ロードは、クラシック音楽の影響を非常に強く受けていた。彼らはこの楽曲の中盤部分でもJ.S.バッハのコード進行を使用している。またガーディアンはライブ盤『メイド・イン・ジャパン』でのブラックモアのギター・プレイを絶賛し、イントロのコードからギター・ソロまで「バッハとジミ・ヘンドリクスの融合」による新しいクラシックを創造したとの記事を掲載した。

ウィキペディア

明日に架ける橋/サイモン&ガーファンクル
Bridge over Troubled Water/Simon & Garfunkel(1970年)

 サイモンとガーファンクル、60年代の映画『卒業』のヒットあたりから私もその音楽に親しんできました。70年代に入ってからの最初のヒット曲がこちらになります。本人たちもこれからも歌っていくでしょうし、カバーもされて残っていく名曲に違いありません。

1970年のリリース後、USビルボードでは6週に渡って1位を獲得、翌71年のグラミー賞では主要3部門を含む5部門で受賞を勝ち取る快挙となりました。USの他、ワールドワイドではUKやカナダなど4か国で1位を獲得、セールス記録は600万枚以上、楽曲をカヴァーしたアーティストも50以上にのぼり、20世紀を代表する1曲として音楽史に輝いています。作曲は Paul Simon ですが、もともとは Art Garfunkel にソロで歌わせるつもりで制作していたようです。Simon が歌ったほうがよいと考えていた Garfunkel に最初は断られたものの、最終的には Garfunkel がヴォーカルをつとめています。

洋楽 Caffe



『70年代、流行った洋楽。』は、本編計22回、特集計8回の合計30回投稿してきました。曲数にして100曲程度でしょうか。まだご紹介しきれませんが、ここでいったん区切りたいと思います。

 私自身は洋楽を聴いてきただけで、さほど詳しくもありません。今回は、YouTubeを視聴して当時を思いだしたり、あらたに勉強したりしながらの投稿でした。素晴らしい音楽との再会があり、いい経験ができました。

 YouTubeでいつでも視聴できるのですが、ついついディスクの現物が欲しくなりました。そこで、今回聴いた曲を含むアルバム10枚を厳選して、中古LPレコードを店に注文しました。届くのが楽しみです。

 つぎのシリーズ『60年代、流行った洋楽。』を投稿していこうと思います。70年代と違うのは、60年代の特に前期は、わたしがまだ音楽に目覚める前の少年期にあたることです。

 でも、リバイバルや、他のアーティストのカバーなどにより、少年の記憶にも残った曲が意外とあったりします。なにより楽曲そのものの力が大きく、魅力は色あせません。よかったら、引き続きご覧ください。
 


※文化旅行紀 さんの画像をお借りしました。

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