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生きるということ

今日も一日が終ろうとしている。

今年も気付けば5月の半ばに差し掛かろうとしている。

早いものだ。

じきすれば今年も半分が終ってしまう。

そしてまた一つ歳を重ねる。

一年ってやつはまさしく「光陰矢の如し」ってやつなんですね。

全ての人に均一に時間は存在し、あっという間に目の前から過ぎ去っていく…。

「待てよ」、っと言って待ってもらえるのであれば何度でもそのセリフを言うのだが。

世の中そんなに甘くはない。

やっぱり時は待ってくれず、一つ歳を重ねていくのである。

40代を迎えた現在20代や30代の頃と比べて、年齢を重ねる事が段々と意味合いが違ったものに感じてくる。

まだ40代はこれからだが、40代の次は50代。

50代の次は60代。

当たり前のことを言うが、「今」が一番若いのである。

そして全ての人々が色々と抱えて生きている。

自分の抱えていることを大切にしつつも、この一瞬を大事にしていきたいですよね。

生きていくということ。

若かった頃と比べ、それぞれが色々なものを背負っていき、懸命に働き生きている。

時に嬉しいことがあり、時に嫌なことがあり、時に理不尽なことがあったりして…。

生きていると本当に色々なことがある。

その現実と上手く折り合いをつけて、社会人としての自分の顔や、家庭人としての顔を持ち、日々を暮らしていき、一つ歳を重ね一年を過ごしていく。

生きているだけで丸儲け
人間万事塞翁が馬
無事これ名馬…

時に酒を呑んだり、愚痴を聞いてもらったり、何かでストレス発散したり…。

そんな時もありますよね。

ただ一つ言えるのは生きていく事自体が素晴らしいことであり、あらゆる事象がその人の人間味を増し、人物を構築していくのである。

そうやって人々は大人になり、歳を重ねていく。

若い頃には当たり前に誕生日が来て一つ歳を重ねるもんだと思っていたが、どうやらそれ自体が貴重なことなのだと思うようになってきた。

まあ、そんなもんなのでしょうね。

幼馴染みが営んでいる居酒屋で、熱燗片手に思い出話に花を咲かせていたら、「アンタも熱燗の徳利を持っている姿が似合ってくるようになったね。」

っと嬉しいんだか、よく分からない誉め言葉をちょっと前に貰ったことを覚えている。

まあ、そんなもんなのだろう。

人間酸いも甘いも経験するもんだ。

そんな自分自身の姿も悪くない。

人それを「哀愁」と呼ぶ…。

違うか。

それは良いとして、そんな年齢による良い意味の「人間臭さ」を思い浮かべていると、自分的にどうも昭和歌謡と呼ばれる素晴らしき歌たちが、その気分にピッタリなような気がする。

人それぞれですが。

自分が若い頃と比べ、音楽の聴く幅が増え、そして歌詞の世界感が歳をとるにつれ理解できるようになったことも挙げられるか。

深いんですよ、昭和の、自分達の親世代の曲って。

凄くグッとくるっていうか…。

最近某YouTubeを見ているとおススメの動画として、ジョー・山中さんの歌う「ララバイ・オブ・ユー」がアップされていた。

何でも戦国自衛隊のエンディング曲だったとか。

懐かしい…。

千葉真一さんに夏八木勲さん、もう亡くなられたが昭和を代表する名優の方々。

映画はテレビで見たことあるので、何となく覚えている。

ジョーさんの歌は知らなかったけど…。

凄い声。

そして幅広い音域。

深みがありまくる表現。

うん、歌詞もメロディーもグッとくる。

あぁ、俺も歌の内容に入り込んでくる年齢になったか。

何よりジョー・山中さんの声がハンパない。

そして作詞阿木燿子さん、作曲宇崎竜童さん。

夫婦そろっての名コンビ。

山口百恵さんの「プレイバックPartⅡ」

思い出す。

年齢を重ね、子供達に捧げるララバイ。

生きていく事は愛するという事、それを覚えていて欲しい。

そして人はみんな独りなのさ…。

自らの生き様を通じ、子供が将来成長し大人になった時にどうか、俺の姿を思い出してほしい。

生きていくとはどうやらそんな事さ。

本当に良い歌だ。

若い時には分からなかった両親の苦労が、今ならば全部ではないが理解できるようになった気がする。

そんなことを考えさせてくれる。

ジョー・山中さんの声はひたすらに人生を歌っている。





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