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名津乃綾
2020年3月31日 23:10
桃の節句も過ぎ寒さは緩み桜が咲きあまりにも様々な事があり過ぎたせいか何故だかとても早く…気づけば間もなく今年の弥生が終わり新年度が始まるどうか幸せであれと安堵と喜びよ、早くやって来いとまた1つ暖かくなる季節に心から祈りながら…
2020年3月21日 23:54
冬物の服で出た事を後悔する陽気に サラサラと花は揺れ のら猫は昼寝 私は時折梅を愛でながら落雁片手に歩いて行く
2020年3月18日 15:33
緩やかに突き刺さるような寒さは溶けて同時に心の奥の冷えて固まった部分も和らぎ始め君の温もりに満ちた優しい微笑みにポカポカと暖かくなる外を歩けば軽やかに鳴いてる楽しそうな鳥の声まだ見ぬ新しい春が沢山の草花を抱えてこの国へ間もなくやって来る
2020年3月14日 02:45
泣いたのは私の方だった祝辞もない簡略化された今年の卒業式で沢山の思い出と共に窓から柔らかく吹く風が同じ様に頬を撫でていた入学式の日の事を思い出した短い式の途中ふと開け放たれた窓の外を見ようとしたけど滲んでぼやけてよく見えない毎朝早朝に出かけていた君の大好きな後ろ姿は目に焼き付いて永遠に忘れることは無い素敵な思い出をくれて本当にありがとう
2020年3月8日 00:02
まだ時々寒いけど冬物のモコモコした厚手の服はなおしたりいつも玄関を開け外に出る度膨らんでいる梅の花の蕾や桜の蕾を見上げているお店に並ぶお酒や食べ物のパッケージだけが先回してピンク色の満開の桜模様少し陽が長くなって夜の訪れも遅くなり忙しい手を休めて空を見上げ呟くきっと楽しい季節になると信じているよだから春よ、来い……
2020年3月3日 01:31
ランドセル背中でカタカタ音をたてて坂道を走っていたらステンと転んで膝小僧から血が出て痛くて痛くて涙が出たけどまたカタカタ音をたてて急いで歩いた帰り道やっと着いたお家にはお雛様が飾ってあって花瓶にはピンクの桃の花…テーブルには桜餅や雛あられ怪我をした膝小僧の事も忘れ笑顔がいっぱい溢れた遠く幼き日の3月3日…