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【人生のほんの1日】20221117 丁寧寄りな暮らし

生活の隅々まで自身の審美観を反映した「丁寧な暮らし」とても素敵なライフスタイルだと思います。

が、私の場合は、日々いろいろな仕事や学びをこなしながら丁寧な手作業を伴う暮らしを完璧にこなすのは、ちょっと負担が大きいなと思うところがあり、毎日の全てを丁寧にするのではなく、できる時に自身が心地よいと思える範囲で丁寧な暮らし方を取り入れることにしています。

たぶん「心地よい」が「丁寧な暮らし」が求める本質、目的だと思うんですよね。

生活に丁寧さを追求しすぎると、いつの間にか丁寧さが義務や目的にすり替わってしまい、それを完遂するために逆に精神的な負担が大きくなったり、こなしきれないことにイライラしてしまったりして、「心地よさ」とは逆の結果になってしまうこともあるのではないでしょうか。

丁寧さを追い求めるのではなく、無理なく実践できる程度の「丁寧寄り」なライフスタイルが私にはちょうどいいかなと思っています😊

例えば、旅行先は普段とは違う非日常なので、いつもと違う過ごし方で部屋にいる時間を楽しみます。
先日行ったartbiotopでの部屋時間を例に挙げると、

年に数回のホカンスの日とスタバのリワードが失効しそうな時にしか食べない糖質のある朝食🥞 

私の普段の食生活からすると、特にグレープジュースとかゼッタイといえるくらい飲みませんが、頑なに「朝は糖質摂らないので」と自分のルーティンを押し通すのではなく、「特別な日の特別メニュー」と思って楽しくいただきます😊

年に数回だけ食べる朝食のパン🍞🥐🥖、めっちゃ美味しく感じますよ❣️

ホカンスの日にだけ、自分で豆を挽いてドリップで淹れるコーヒー☕️✨

普段は既成パックのドリップコーヒーを飲んでいますが、たまの宿泊時には自分で豆を挽くところから時間をかけて淹れたコーヒー☕️をじっくりマインドフルに味わいながら飲みます😊

ドビュッシー  ピアノのために サラバンドの運指、ペダル記号の書き込み。

私はいつも原典版の楽譜に手書きで校訂版の運指やペダルや演奏指示を書き込みます。こうすることでどこが作曲家が書いた部分でどこが他者による解釈なのか明確に分ります。

ドビュッシーの「ピアノのために」は、まだその作業をせずにサラバンドとトッカータの練習を進めていたので、ホテルでのゆったりとした時間を使って書き込み作業を進めました。

artbiotopさんは.各部屋にもロビーにも素敵な蔵書コレクションがあります。選書のセンスも素晴らしくライブラリで本の背表紙を眺めているだけでもとてもクリエイティブな刺激を受けますね。

私は選書センスの良いホテルに宿泊する際は、持参した本ではなく、そのホテルの蔵書から、直感的に興味をそそり、かつ自分が普段読まないタイプの本を読みます。本から新しい世界観に触れることも旅の楽しみのひとつにしています。

今回はなにげに読んだことがなかった渋澤龍彦や村上春樹など数冊を。上写真の「黒魔術の手帖」、表紙がカッコいいですよね。読みきれなかったので、帰宅後kindle版を購入したら表紙デザインが変わっていて少し残念でした(内容は同じです)😅


またホテルの部屋では部屋の雰囲気やその日の気分に合わせた音楽を選んで小さい音量で環境音楽のように流しています。

以前、artbiotop の前身である二期倶楽部に宿泊した時、部屋でフィデリコ・モンポウの「沈黙の音楽」をかけていたところ、夜食のおいなりを届けに来たスタッフさんがとても感動してくださって、「お部屋でかかっていた素敵な音楽はなんですか?」って訊いてくださったんです。


私としては、特に意識もせずいつものように普通にしていたことなのですが、これって結構気の効いたホテルでの過ごし方だったんだと気づいた次第。
ホテルのお部屋に合わせた音楽を静かにかける。ほんの小さなことなんですが、気分のゆったり度が上がっていいかもしれませんよ。

今回は、ウクライナ🇺🇦の作曲家、ヴァレンティン・シルヴェストフさんの楽曲を軸にシューマンやCPEバッハなどの曲も組み合わされた1枚を聴きながら、森に面した部屋の露天風呂やコーヒーを味わいつつの読書で、ゆったりとリフレッシュすることができました🤗✨✨

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