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マルチリンガル視点 - 通訳って稼げる仕事?

英語/イタリア語/スペイン語3カ国語の通訳をするマルチリンガル通訳者(男)です。

さて今日は前回の通訳ってどうなるの?の続きで

「通訳って稼げるの?」について話していきたいと思います。

まず通訳がどこかの会社の会社員として属してるのかそれとも単発の仕事でお引き受けするフリーランスなのかで全く事情が変わってきます。
会社員であれば毎月決まったお金が「固定給」としてもらえます。
一方フリーランスはその時その時の企業さんや個人さんからの「提示額」で金額は変わってきます。

私は会社員としてもフリーランスとしてもどちらも経験があるのでメリットデメリットを話していきます。

まず
会社員は仕事内容が通訳のみなのかその他の業務も含まれてるのか。僕は通訳兼海外営業でスペインに住んでたのですが、給料は固定でした。仕事柄常に外国人スタッフと共に仕事をしてましてスペイン人、イタリア人、フランス人様々いましたね。スペイン滞在中の食事、住むところ、移動のレンタカーとガソリン代は会社持ちだったのでここら辺が大きかった。普段生きていく上でかかる生活費ってバカにならないですよね。ここら辺を負担しないということはそれだけで15万くらい違ってきます!
ここはかなり大きなメリットですね。
デメリットは能力に関係なく固定給の契約だとやりがいが感じられない時が割とあった。あとは通訳以外のやりたくない業務や雑務があったりしました。ここは通訳だけをやりたい人にとっては精神的によろしくないデメリットかと。

会社員通訳の
メリット
・良くも悪くも安定した固定給をもらえる
・運が良ければ海外赴任ができ生活費は会社が  負担してくれる
デメリット
・能力に見合った見返りがない
・通訳以外の業務や雑務がある場合がある

次にフリーランス通訳ですが、
これはほんとにピンキリです。
報酬が高いと1日10万円以上もありますが
大体フリーランス通訳の方だと日当3万から5万くらいですね。これが何日契約かによって5日間だと3万x5=15万ですし 5万なら5x5日=25万です。 当然フリーランスなので毎日仕事があるのかどうかは決まってないのでここはたくさん仕事を抱えられるか営業力が問われます。
あとは僕の経験としてはどこか出張通訳であれば滞在中のホテル代や食事代を負担してもらうことが普通です。 旅行気分もあじわえたりします。

通訳は頭を使う仕事なのでかなり頭が疲れる時があります。仕事内容、現場の状況で割りが良かったり悪かったりそこは選べないので割りが良い現場はかなり美味しいです笑
あと通訳は普段入れないレアな場所に同行できることが僕は多かったので個人的に楽しみながら仕事できてます笑
デメリットとしては毎日仕事があるかは保証されてないので稼げない月も場合によっては出てきます。そこは固定給ではない会社員にはない厳しいところなので収入に変動があるのは注意しないといけません。

フリーランス通訳の
メリット
・報酬が高い案件がある
・普段立ち入れない場所に入れる場合が多い
・通訳の仕事だけに専念できる
デメリット
・固定給ではないので収入が不安定
・営業能力がないと仕事がない

会社員もフリーランス通訳もメリット・デメリットはありますね。
個人的主観としては、フリーランスの方が無駄な拘束時間がなくて良いです。あと通訳以外にも翻訳や他業種の収入も努力次第で生み出せるので収入の引き出しを多く作ることも可能ですしこれからの時代はフリーランスの方がリスクヘッジできますよ。
ちなみに僕は不動産業もやってます。

以上参考になりましたでしょうか。
次回はマルチリンガルになる方法について考察していきたいと思います。

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