読了後の感想〜花津谷徹氏著「生命保険の数理:古典論から経済価値評価まで」を読んで
著者の方とは何度か話したことがある程度だと記憶しているが、たしか、私がまだ若手の頃、アクチュアリー会のセミナーに参加して、保険負債の経済価値評価に関するプレゼンをした際に講評コメントをいただいたり、セミナーの事務局を務めていた時代に話したことがあると思う。私の印象では、アクチュアリー会の中でもMCEV (Market Consistent Embedded Value)推進の旗を振り、リードするような存在だったと理解している。最近でこそ、MCEVは欧州では下火となり(認識が違