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なんでもないということが幸福でもある。

なんでもないということが幸福でもある。

人は死を感じてはじめて生を知るということをたくさんの死と対峙していきた精神科医はいう。

いまある体があたりまえではない。

健康があたりまえではない。

検査してがんがない状態もとても素晴らしいこと。
これはがん患者になってみないとわからない。

もう余命がないといわれて、感じるのは健康な体になりたいということ。

そしていたずらにも健康なときはそのありがたみを感じないということ。
人はすでに幸福な状態なのにその幸福になれてしまう。

検査して健康なからだ。といわれることは奇跡的なことでもあるということ。

死を感じるならばどうするか。それはもう今日で死ぬと思うことでもある。

今日で死ぬならば最後の日になにをするか。

ゲームか、仕事か、旅をするか。感謝するか。

なんでもよいだろう。

今日が最後と思えば今日は貴重になる。

もしも一年後、この世にいないとしたら。

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