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【映画の感想】 THE OUTFIT

今日ご紹介する映画はこちら THE OUTFIT です。

1950年代のシカゴ、英国人が営む仕立て屋が舞台の映画。

仕立て屋店内で、英国人仕立て屋とギャングたちの会話中心に繰り広げられる物語は、とにかく渋い。
派手なシーンはないのに、何重にも展開があって、飽きることなく見ることができました。

何より私を惹きつけたのが、仕立て屋の仕事風景。
冒頭はパターンを引くところから始まり、裁断やアイロンかけや穴かがり、ハ刺しなどの手作業は、観てるだけでワクワクします。

ギャングたちが着ているスーツやコートも、きっと上質なものでしょう。
襟のラインや袖の収まり具合が美しくて、昔の洋服ってこんな感じだったなぁと思い出されました。

この映画の軸となる会話は、ギャングの言葉遣いは荒いもののそこまで粗野ではなく(多分、時代設定ゆえ?)英国人仕立て屋は仕事柄もあって丁寧で上品な言葉を使う。
そのあたりの「耳障りの良さ」も私がこの映画が好きな理由です。



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