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【映画の感想】 ヘアスプレー

私はミュージカルが苦手です。
何度も書いてる気がするけど、私はミュージカルが苦手。

そんなミュージカル苦手な私でも、楽しめて好きだと思える作品のひとつが
「ヘアスプレー」

とっても有名で、人気の高い映画ですね。
何年か前に人に勧められて初めて見たのですが、
正直、その時はピンと来なかった。
ヘアスプレーで咽せそうな気分になって、挫折した。

その後も、何度か勧められることがあって、
その度に見始めては挫折する、を何度か繰り返しておりました。
そして最近、ついに、最後まで見終えることができた上に、
「楽しいやん、ええやん」と思ったのでした。

とにかくファッションがいい。
おしゃれで可愛い。
スプレーでガチガチの髪型も素敵。
そして60年代の典型的な白人ファッションが、「奥様は魔女」など昔のアメリカのTVドラマを思い出させてくれました。
まだ主婦が、昭和の(60年代〜70年代)日本女性が憧れたアメリカの主婦が、家で肉を焼き、パイを焼いていた頃のドラマ。
そういう古き良きアメリカ? 豊かなアメリカ? 
それらを感じることができたのが、私がこの映画を楽しいと思った理由かもしれない。

この映画は人種差別やルッキズムを題材にしている。
けれどそれらを明るく前向きに描いている。
そんなのはご都合主義だとか理想主義だとか、現実はそんなに甘くないよとかの声も聞こえてきそうだけど、
昨今の行き過ぎた人権主義やポリコレ、過剰な配慮より、ずっと良いと思ったし、メッセージを受け取りやすいと感じた。



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