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LAST NIGHT IN SOHO

ついにNetflixで配信されるようになったので、さっそく観ました。
LAST NIGHT IN SOHO

がっつり怖めのホラー映画は苦手だけれど、これは心理ホラー。私の好物に近いジャンルです。
そして60年代のロンドン、ファッション、音楽、という超魅力的な要素が満載。
観るしかないでしょー


映画は、主人公のエリーが自室で踊っているシーンから始まるのですが、その時エリーが来ているドレスがとっても可愛いのです。
新聞紙で作られたドレス。その形がとっても可愛い。

エリーはデザイナー志望で、London College Of Fashion に入学します。
60年代のファッションが好きなエリーは、同級生たちとはちょっと雰囲気が違うタイプの装いですが、それもまたとても可愛い。
ただまぁ、コーンウォール出身で都会的でないし、変人扱いというか、ノリが悪いとか言われちゃうタイプ。
なのでルームメイトと気が合うわけもなく、ソーホーに部屋を借りることにしたのでした。
その部屋の引っ越してから、エリーは夢を見るようになります。
その夢は、サンディーの物語。
シンガーを夢見て、スターになりたくて、自ら売り込みに訪れたカフェ。
そこで出会ったジャックといい仲になって、よし頑張ろうと意気込むも、当然ジャックはろくでもねぇ男。
サンディーが思い描いていた舞台とは違う舞台で、男たちを喜ばせるために踊り、酒を飲み…というお決まりパターン。
サンディーの辛い物語をエリーも体験する悪夢が続き、だんだんエリーは日常生活の中でも悪夢の幻想を見るようになっていく、というお話。

ストーリーや展開は、割と平凡? 
でもでも、60年代のロンドン、ファッション、音楽という要素に、めちゃくちゃ魅了されました。

映画の中で気に入ったエリーのセリフは(先生に「着る人のイメージがあるのね?」と訊かれて「いつも誰かをイメージしている」と答えて)
She's wearing the dress, the dress isn't wearing her.
と言うセリフ。
服は着る人が主役で、服が主役ではないということですね。

この辺は、若かりし頃にエリーと同じくファッションの勉強をしていた私には、ものすごく刺さった。

60年代のロンドンは、エリーの夢の中で描かれるのですが、今の感覚だととんでもねぇ男たちばっかりで。
エロいダンスに手拍子して喜んでるジェントルマンたち。
タバコに暴力当たり前。
当時はそれが普通だったわけで、まー、隔世の感がありますね。

というわけで、
今回の「私の好きなもの」は映画の感想というか覚え書き、でした。



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