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【映画の感想】 バンク・ジョブ

「バンク・ジョブ」は、1971年、ロンドンで起こった銀行強盗事件をもとにした映画。

銀行地下の貸金庫に強盗に入るおっさん達。素人強盗団です。
貸金庫に預けられている物はワケありものばかりだから、被害届は出されない、だから狙い目と唆されて強盗に入り、おっさん達、しっかり強盗に成功。

が、しかし、盗んだ物の中には王室や国家に関わるスキャンダルネタも含まれていた。
元々はそれらを盗むのが目的の一つだったのだけど、唆されたおっさん達はそんなの知らんかった。
知らんまま盗んでしまったから、さぁ大変。

スキャンダルが表沙汰になったら困る各界の偉いさんたちは
スキャンダルネタを取り戻そうと、必死になります。
おっさん達はあっちこっちから追われる羽目になるのですが、
強盗作戦そのものより、こっちの駆け引きや逃走の方が見てておもしろかったです。


あと、イギリス英語がたまらんっす。
私はイギリス英語が聞きたくて、この映画を見ようと思ったと言っても過言ではない。
ぃゃ、たまらん。

この映画は実話がベースになっていますが、
どこまでが実話なのかはわかりません。
ただ「シャーロック」でも王室スキャンダル写真をめぐる章があるぐらい、
王室ネタは実しやかに囁かれているネタなのでしょうね。
(英国人、ロイヤルスキャンダル大好き説もあるし)


「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」も
「バンク・ジョブ」と同じく実話ベースの映画ですが、
どちらも60年代、70年代という時代だったからこそ、できた犯罪。
いやいやそれ無理やろ、みたいなやり方がいっぱい。
そのアナログっぽさが犯罪映画なのに人情味や、ノスタルジーを感じさせるのですよね。
現代ならハッキングやら頭脳犯罪になるだろうから、きっと違った展開になり、
人と人が追いかけっこをする、ルパン三世ととっつぁんみたいな関係にはなりづらいでしょうね。
テクノロジーを駆使した頭脳犯罪ものも好きだけどね。



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