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「田舎で開業したい!」という声に対してメッセージ#7~開業するための事業計画を立てる~

さて前回は国・行政の補助制度を活用しようというテーマで綴っていきました。前回の記事はこちらをクリック↓

今回はその際にも必要になる事業計画書を作成する上で「開業するための事業計画を立てる」について説明していきます。

事業計画はそもそも必要?!

相談を受けることもあるのですが、事業計画についてしっかり考えている人はいないことが多い印象です。

夢を語ることもとても大事!だけれど、
「自分だったらこうしたい、もっとこんな事ができる、絶対にやっていける」

これは頭の中のことで実際に言葉や数字に置き換えてみる作業がこの事業計画を立てるということです。

はじめての人にはやっぱり難しいと思いますし、どうやって書いていったらいいの?という疑問符ばかりだと思います。最近ではテンプレートや書式だって無料ですぐに入る時代、便利ですね。

開業するお店の骨組み

事業のスタートダッシュには欠かせないこの作業、しっかり向き合って取り組んで欲しい内容です。

事業計画はまず自分の考えている事業、お仕事内容を言葉で落とし込むことからはじめることです。

そして、今でこそインターネットがり検索すれば沢山情報が溢れかえっています。

それも参考にしながら取り組むことも一つの案、他に地域の商工会議所の担当者に相談して一つ一つ教えてもらいながら進めていくことも着実な一歩となります。

事業計画を作成する上で必要な項目

事業計画書を書いていくにあたり、テーマ・項目がそれぞれあります。それに準じてまずは記載し、誰が見てもあなたの事業の詳細が分かるようにしていきましょう。

店舗概要

  1. 店舗名称

  2. 代表者氏名

  3. 住所・電話番号

  4. 開業予定日など

全体構想

  1. 出店の動機(創業の動機)

  2. 経歴や職歴(これまでの経験を記載)

  3. 出店概要(お店のコンセプト、サービス内容、営業時間日時、対象者)

  4. 市場の動向(市場の選択、見通し)

  5. 事業の将来目標(経営売上目標、事業展開)

  6. 事業の課題と対策

具体的な事業内容

  1. 店舗運営計画

  2. 販売計画

  3. 仕入れ計画

  4. 設備計画

  5. 要員計画

  6. 地域、街づくりなどへの参加計画

  7. 店舗内のレイアウト

資金計画

店舗改装費用やテナント初期費用、機械装置費用などの設備資金がどのくらい必要なのか。

また毎月かかるお金(運転資金)や開業するに当たって必要なお金がどのくらい必要なのかをあらかじめ計算しておくことが必要になっていきます。

その予想される必要なお金を、貯金したお金(自己資金)で支払っていくのか、融資を得て、または借りたお金で支払っていくのか、支払う金額の計算も同時に行っていきます。

資金の棚卸し作業をしていく行程が「資金計画」になってくるんですね!

収支計画

先ほど資金計画のところで説明した運転資金の話と重なってきますが、収支計画は簡単に言うと、「1ヶ月どのような区分でお金が必要になり、売上はどのくらい必要になるのか」を予想し計画をしていきます。

必要な経費
テナント家賃、水道光熱費、通信費、消耗品費、仕入れ費、人件費、交通費など

必要な売上(売上高・売上原価)
1ケ月に最低このくらいは必要である売上金額から、自分の手元に残るお金(給料)を計算し計画していきます。
先行き1年~3年とどのように事業が安定していけるかを数字として計画し残しておくことも必要です。

このような流れで事業計画を立てていきます。
この作業もちろん一人でもしていけますが、自分の想いを言葉や数字に置き変えるのはパワーがいりますよね。

初めての事で慣れない作業は経験者に聞くのが一番です!開業した先輩や知り合い、または各専門家に相談してみることからはじめてみましょう!

この骨組み(計画書)が書ければ、開業まであともう少し!言葉や数字を書いたら、あとはそれを表現していくだけですから、楽しみです!

応援してくれる存在が必ず近くにいるはずです。言葉として伝えてみると、サクサク進んでいくこともあるので公言しましょう!

つきもり


「田舎で開業したい!」という声に対してメッセージ
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